出版社内容情報
スキナーを知る上で基本的かつ重要な実験論文と、行動分析的方法の日常生活への適用について書かれた論文を精選したシリーズ最終巻。
20世紀を代表する心理学者スキナーの哲学・思想を理解するための一冊。あえて心的用語と距離を置くことで難解になっているスキナー論文を、現代の行動分析学研究者の視点から解きほぐし、その意義を解説する。ティーチング・マシンや育児のための「スキナー箱」、動物のトレーニング方法など、実験室と実社会を架橋する試み。
内容説明
「人はなぜそのように行動するのか」心理学の根本的問いを徹底的に追究したスキナー。実験の現場と日常の生活を架橋する、シリーズ最終巻。
目次
学ぶことの科学と教えることの技芸
ティーチング・マシン
小部屋の中の赤ちゃん
不安についてのいくつかの量的特性
ロジャーズとスキナーの公開討論:人間行動の制御に関するいくつかの論点について
行動療法のオペラントの側面
環境の役割
問題解決についてのオペラント分析
詩を“産み出す”ことについての講演
言語行動の進化
ハトにおける“迷信”
動物に教える方法
ペリカンの中のハトたち
2羽のハト(Columba livia domestica)におけるシンボルを介したコミュニケーション
ハトにおける“自己意識”
50年目の『個体の行動』