出版社内容情報
デューイの『民主主義と教育』公刊100年を記念し、同書とデューイ教育学の現代的意義や、今後の教育への示唆について再検討する。
『民主主義と教育』(1916年刊)は公刊から100年が経過したが、民主主義やデューイに関する著作は、学びの原理や実践モデルとして現在も注目され続けている。本書はデューイ教育学を読み解き、21世紀の教育課題について詳細に論究。現在課題となっているタイムリーなトピックスをとりあげつつ、同書の用語も丁寧に解説する。
内容説明
いま“民主主義と教育”を読みなおす。ジョン・デューイ『民主主義と教育』の出版から100年。21世紀におけるデューイ教育学/哲学の意義と可能性を縦横に論じるとともに、『民主主義と教育』全26章をより深く理解するためのキーワードとポイントを解説する。
目次
第1部 『民主主義と教育』はどう読まれてきたか―受容と原理(欧米における『民主主義と教育』の受容と展開;わが国におけるデューイ探究学習の受容と変遷―20世紀の問題解決学習から21世紀の探究学習へ;日本における『民主主義と教育』の研究動向 ほか)
第2部 『民主主義と教育』を読みなおす意味とはなにか―継承と発展(『民主主義と教育』における自然化された論理学と形而上学;社会・政治哲学としての『民主主義と教育』―子どもの教育から成人のための教育へ;道徳は「自然化」されるか―デューイと認知科学が描いた道徳論 ほか)
第3部 キーワードで理解する『民主主義と教育』―読解と視点(『民主主義と教育』の読み方;生命に必要なものとしての教育;社会の機能としての教育 ほか)
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