出版社内容情報
累計2万組の子どもと保護者に対する継続的な大規模パネル調査により、「子どもの生活と学び」の実態を明らかにし、その課題に迫る。
小1?高3の親子に対して毎年行われたパネル調査データを用い、学習に関わる内容(学習行動、進路選択、能力形成、保護者関与等)や、生活や人間関係に関わる内容(親子関係、友だち関係、生活習慣、価値観等)の実態と、経年比較による子どもと保護者の時代変化を捉える。それにより親子の成長・発達のあり様とその課題を検討する。
内容説明
子どもたちは日々の生活や学習の中で、自立に必要な力をどのように身につけていくのか。小学1年生~高校3年生の親子への追跡調査により、子どもの自立や成長のプロセスと、それに影響を与える要因を探究する。
目次
第1部 「子どもの生活と学び」プロジェクトの概要(「子どもの生活と学び」研究プロジェクトについて―プロジェクトのねらい、調査設計、調査対象・内容、特徴と課題;「親子パネル調査」におけるサンプル脱落の実態と評価;子どもの生活実態と人間関係の状況;子どもの学習に関する意識と行動―学年による違いに着目して;保護者の子育ての実態と子育てによる成長・発達;高校生活の振り返りと進路選択―「卒業時サーベイ」の主な結果から;「語彙力・読解力調査」のねらいと今後の課題・展望)
第2部 子どもの成長に影響を与える要因の分析(家庭の社会経済的環境と子どもの発達;子どもの自律的な進路選択に親への信頼が与える影響;思春期の子どもに保護者は何ができるのか―学業成績への影響を手がかりに;「大学全入時代」における高校生の進路選択―高校の学力ランクと学科の影響に着目して;学習方略の使用は勉強への動機づけにどのような影響を与えるか;将来の夢と出身階層;中高生の部活動時間が学習時間に与える影響―パネルデータ分析による効果推計;社会経済的地位が教育意識・行動と進路に与える影響―進学した高校の偏差値を規定する要因の検討をもとに)
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jackbdc
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