出版社内容情報
スキナーの哲学と研究の方法論を理解するために重要な論文を吟味して集成。本邦初翻訳の9本と、3本の新訳による、論文集第2巻。
2019年刊行の第1巻に続く、20世紀を代表する心理学者スキナーの哲学・思想を理解するための一冊。あえて心的用語と距離を置くことで表現が難解になってしまっているスキナー論文を、現代の行動分析学研究者の視点から解きほぐし、その意義を解説する。付録に、スキナー学派の視点を批判的に展望したハーンスタインによる論文を収録。
内容説明
「人はなぜそのように行動するのか」心理学の根本的問いを徹底的に追究したスキナー。本邦初翻訳の9本と、3本の新訳による、論文集第2巻。
目次
実験心理学の現状
行動の実験的分析の心理学全体へのいくつかの貢献について
強化の現在
行動の系統発生と個体発生
系統発生的行動の形成
後続事象による淘汰
自由、および人間の制御について
50年目の行動主義
ハーンスタインと行動主義の進化
行動の科学への険しい茨の道
わたしが認知心理学者でない理由
心理学は心の科学になりえるか?
行動主義の進化