出版社内容情報
教員養成や学校現場に対して教育社会学はいかに貢献するのか。学校や子どもの課題に対し具体的にアプローチし臨床の意味を問い直す。
内容説明
教育実践に対して、教育社会学はどのような貢献ができるのか。子どもや教師のかかえる困難を理解し支援する立場に立ち、これまでの学問の在り方を問い直しつつ、その可能性を探究する。
目次
臨床への注目―臨床教育学と教育臨床社会学
第1部 教育学、教育社会学における臨床(教育学における臨床の含意;教育臨床社会学の方法論)
第2部 学校不適応の教育臨床社会学(不登校の支援ネットワークの綻び;学校に行かない子ども;移行の危機と学校段階間の連携;幼小の教員との対話―相互の省察過程)
第3部 「指導の文化」再考(教師の多忙とメンタルヘルスの悪化―二〇年間の変化;児童生徒理解を問い直す;子どもという捉え―学校を単位とした社会化プログラムの見直し;教育現場と研究の関係を問い直す)
著者等紹介
酒井朗[サカイアキラ]
1961年生まれ。1991年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、大妻女子大学教職総合支援センター所長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。