内容説明
ヨーロッパにおける、言語と教育にかかわる思想的営為の歴史。人が言語を使用するという事象と、人が人を教えるという事象との間の本質的、内在的な関係をとらえる。
目次
序論 言語と教育の限界をめぐる思想史序説
第1章 コメニウスにおける読書論の諸様相―中世/ルネサンス/近代
第2章 コンディヤック―観念・思考・記号
第3章 フイエの「観念力」と教育―国民形成と古典語
第4章 ユダヤ思想と“隔たりと分有”の言語的経験―マルティン・ブーバーにおける翻訳・伝承・対話をめぐる思考
第5章 シュタイナーにおける言語の芸術性と世界の認識―身体と言語の新たな布置をめぐって
第6章 言語論的転回と言語の教育をめぐる思想―ソシュール言語学の日本への導入と「読む」ことの教育をめぐって
著者等紹介
森田伸子[モリタノブコ]
1945年生、東京大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。現在、日本女子大学人間社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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