内容説明
学校による職業への移行の関与を「教育的営為」ととらえる認識枠組みは、いかに形成・構築されていったのか。史料を読み解き詳細に分析する。
目次
序章 なぜ「学校から職業への移行」が問題となるのか
第1章 学校教育に対する職業指導の導入―一九二七年一一月文部省訓令第二〇号の発令まで
第2章 職業指導のアポリアと方法論の分岐
第3章 職業指導における「職業精神」
第4章 選職・就職先決定プロセスにおける「教育的まなざし」
第5章 学校での職業指導を支えたもの―「愛」というマジックワード
第6章 戦時期における職業指導の変容と連続性
終章 学校と職業との関係性を改めて問い直す
著者等紹介
石岡学[イシオカマナブ]
1977年福島県生まれ。2008年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)(京都大学、2010年)。現在、日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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