内容説明
本書は、「教育」機関としての学校の誕生を、いわゆるイギリスの「長い十八世紀」―1660年の王政復古からおよそ1800年までの時代―のジェントルマン教育論を分析の主対象にすえて明らかにしたものである。
目次
序章 課題と方法
第1章 ジェントルマン教育の伝統と革新―エリオットからピーチャム、オズボーン、ロックへ
第2章 ロック『教育論』の社会史的規定
第3章 『スペクテイター』における社会・家族・教育
第4章 チェスターフィールド伯爵のわが子の教育
第5章 家庭教育から学校教育へ
第6章 『エミール』影響下の学校教育論の展開
終章 ジェントルマンの教育から国民の教育へ