「未解」のアフリカ―欺瞞のヨーロッパ史観

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「未解」のアフリカ―欺瞞のヨーロッパ史観

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326248476
  • NDC分類 302.4
  • Cコード C3022

出版社内容情報

21世紀はアフリカの世紀、希望の大陸アフリカと言われているが、私たち日本人はアフリカのことをどれくらい知っているのだろうか。未開で開発途上の遅れた地域といったイメージであろうか。外交官時代にアフリカと深く関わってきた著者は「事実を事実としてとらえ」、従来のアフリカ本にはない特徴をもつアフリカ論を繰り広げる。

内容説明

なぜ、アフリカには独裁者が多いのか。なぜ、アフリカには内戦が多いのか。なぜ、アフリカは開発が遅れているのか。等々。従来のヨーロッパ史観に慣れ親しんだ日本人のアフリカ観を根底からひっくり返し、本物のアフリカ(国家、奴隷、宗教、言語、教育、病、女性、農業、発展)を語る。

目次

序章 未解のアフリカを考える
第1章 私たちの知らないアフリカ
第2章 砂漠の向こうの王国
第3章 四百年続いた拉致と社会の崩壊
第4章 神々の大陸アフリカ
第5章 ウェストファリアの呪縛―言語と国家
第6章 教育は大事だと言われても
第7章 病との闘い
第8章 立ち上がる女性たち
第9章 ニュー・インダストリーの興隆
第10章 サブサハラ・アフリカの経済発展―Africa Rising?

著者等紹介

石川薫[イシカワカオル]
1972年東京大学法学部卒業。1973‐74年ポワティエ大学留学。外務省入省、エジプト、ジュネーヴ、ザイール(現コンゴ民主共和国)、英、仏の海外勤務、国際社会協力部長、東京大学客員教授、経済局長、エジプト大使、カナダ大使などを経て(この間アフリカ大陸7年半在住)、川村学園理事、川村学園女子大学特任教授、国際教養大学客員教授など

小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1974年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。静岡県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

30
著者の一人石川はエジプト大使などを務めた元外交官。アフリカには興味を持ってきたが、この本ならではのポイントが多く読み甲斐がある。◇日本の援助の例として語られる、技術だけでなく工場でのふるまいを教えるセネガルの職業訓練センターだったり、少額で売られる殺虫効果が長期間続く住友化学の蚊帳だったり、下痢による死亡を激減させた遠野のかまど…、ハード一辺倒でもパターナリズムでもなくて誇らしい。熱帯病根絶への橋本小渕時代の取組も。◇小農主体のコーヒー、花。地道な発展。◇16世紀コンゴ王の奴隷貿易廃絶の懇願の手紙は悲痛。2018/07/12

BLACK無糖好き

16
アフリカに関する解説本。奴隷貿易をはじめとする歴史的経緯、宗教や教育、熱帯病から新興産業・経済発展にいたるまで多面的に叙述。言語の多さに圧倒された。国土の広さや周辺地域との距離感などは地球儀で確認しながら読み進めた。◆イスラム教地域とキリスト教地域の微妙な均衡が、英米主導の南スーダン独立で壊されたとの指摘は興味深い。◇欧米の傲慢さの強調が目立つが、どうせならアフリカでの紛争で独裁政権に大量な武器を売りつけて、大儲けしている英米の武器製造会社についても詳らかにするべきだったのではなかろうか。2019/01/15

かんがく

12
欧米に対しての嫌悪感が表に出すぎな感じもあったが、アフリカ地域の捉えなおしとしては成功している。偏見や差別を取り払おうという強い意志が伝わってくる。紛争や貧困のみでなく、病や水などの問題点にも触れており、広い知識を得ることが出来た。2020/11/14

犬養三千代

9
読みごたえのある良書。アフリカの過去から未来。色々な王国が生まれ破れていった。イギリスとアシャンティ戦争なんて明治初期だ。土足で歩き回ったヨーロッパの人々。 医療、教育、民族自決など様々な問題の提起。解は無いかなぁ。2019/02/20

kenitirokikuti

8
図書館にて。メイン著者の石川は70年代生まれ、東大法・外務省・仏ポワティエ大という経歴。もう一方の小浜は開発経済学の専門家。やはりアフリカに関する知識は乏しいなぁ、と改めて感じさせられた。地中海周辺、湾岸周辺、コンゴ、南ア、あとゾマホン・ルフィン氏で多少ベナンが分かる程度だ。まぁ、アフリカ大陸は中国よりも遥かに広大なので、やっぱ想像が及びにくいな▲中世アフリカの鉱業が、奴隷貿易により中南米に移殖された。これは知らなかったな▲開発について。かつては東・東南アジアの方がサブサハラ地域よりも貧しかった。忘れがち2021/03/23

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