出版社内容情報
21世紀はアフリカの世紀、希望の大陸アフリカと言われているが、私たち日本人はアフリカのことをどれくらい知っているのだろうか。未開で開発途上の遅れた地域といったイメージであろうか。外交官時代にアフリカと深く関わってきた著者は「事実を事実としてとらえ」、従来のアフリカ本にはない特徴をもつアフリカ論を繰り広げる。
内容説明
なぜ、アフリカには独裁者が多いのか。なぜ、アフリカには内戦が多いのか。なぜ、アフリカは開発が遅れているのか。等々。従来のヨーロッパ史観に慣れ親しんだ日本人のアフリカ観を根底からひっくり返し、本物のアフリカ(国家、奴隷、宗教、言語、教育、病、女性、農業、発展)を語る。
目次
序章 未解のアフリカを考える
第1章 私たちの知らないアフリカ
第2章 砂漠の向こうの王国
第3章 四百年続いた拉致と社会の崩壊
第4章 神々の大陸アフリカ
第5章 ウェストファリアの呪縛―言語と国家
第6章 教育は大事だと言われても
第7章 病との闘い
第8章 立ち上がる女性たち
第9章 ニュー・インダストリーの興隆
第10章 サブサハラ・アフリカの経済発展―Africa Rising?
著者等紹介
石川薫[イシカワカオル]
1972年東京大学法学部卒業。1973‐74年ポワティエ大学留学。外務省入省、エジプト、ジュネーヴ、ザイール(現コンゴ民主共和国)、英、仏の海外勤務、国際社会協力部長、東京大学客員教授、経済局長、エジプト大使、カナダ大使などを経て(この間アフリカ大陸7年半在住)、川村学園理事、川村学園女子大学特任教授、国際教養大学客員教授など
小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1974年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。静岡県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きいち
BLACK無糖好き
かんがく
犬養三千代
kenitirokikuti