内容説明
かつてスキャンダルに見舞われた次期国王は、なぜ信頼を回復し、尊敬を集め続けているのか?これまでの人生をたどりながら、国際社会を動かしていく姿を鮮やかに描く。
目次
第1章 チャールズ皇太子の社会活動(どん底のなかでの王子の誕生;皇太子への帝王教育;荘厳な叙任式と公務のはじまり;海軍からの除隊と皇太子の「居場所」;皇太子財団の立ち上げ;ダイアナ事件と国民へのアピールの開始;皇太子慈善事業財団への拡張)
第2章 環境問題への関心と取り組み(大西洋の鮭が危ない;さらなる海洋の浄化をめざして;アホウドリを救え!;農業への取り組み―自然との「調和」をめざして;ハイグローヴでの試み)
第3章 熱帯雨林プロジェクト―社会的啓蒙活動(熱帯雨林への想い;「すべての生命にとっての真の管理人」に;「持続可能な発展」をめざして;経済界を動かせ;「皇太子熱帯雨林プロジェクト」の創設;いまなぜ「熱帯雨林」なのか;プロジェクトが掲げる一〇の提言;セレブたちの協力と青少年への教育;『ハーモニー』の刊行)
第4章 地球環境と国際政治―国際的啓蒙活動(半世紀で三八九カ国!;熱帯雨林諸国を回る1―アフリカ;熱帯雨林諸国を回る2―ラテンアメリカ;熱帯雨林諸国を回る3―アジア・太平洋;地球環境市民賞の受賞と気候変動問題の「外交化」;パリ・コミュニケの影響力;日本での活動;G20のリーダーたちと;コペンハーゲンでの紛糾;COPの継続と新たな交渉のあり方;スターン卿との連携;P8グループの立ち上げとさらなる挑戦)
著者等紹介
君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年東京都生まれ。立教大学文学部を卒業。1993~94年、オクスフォード大学へ留学。上智大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、関東学院大学文学部教授。専門はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Sakie
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