チャールズ皇太子の地球環境戦略

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チャールズ皇太子の地球環境戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326248438
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C1022

内容説明

かつてスキャンダルに見舞われた次期国王は、なぜ信頼を回復し、尊敬を集め続けているのか?これまでの人生をたどりながら、国際社会を動かしていく姿を鮮やかに描く。

目次

第1章 チャールズ皇太子の社会活動(どん底のなかでの王子の誕生;皇太子への帝王教育;荘厳な叙任式と公務のはじまり;海軍からの除隊と皇太子の「居場所」;皇太子財団の立ち上げ;ダイアナ事件と国民へのアピールの開始;皇太子慈善事業財団への拡張)
第2章 環境問題への関心と取り組み(大西洋の鮭が危ない;さらなる海洋の浄化をめざして;アホウドリを救え!;農業への取り組み―自然との「調和」をめざして;ハイグローヴでの試み)
第3章 熱帯雨林プロジェクト―社会的啓蒙活動(熱帯雨林への想い;「すべての生命にとっての真の管理人」に;「持続可能な発展」をめざして;経済界を動かせ;「皇太子熱帯雨林プロジェクト」の創設;いまなぜ「熱帯雨林」なのか;プロジェクトが掲げる一〇の提言;セレブたちの協力と青少年への教育;『ハーモニー』の刊行)
第4章 地球環境と国際政治―国際的啓蒙活動(半世紀で三八九カ国!;熱帯雨林諸国を回る1―アフリカ;熱帯雨林諸国を回る2―ラテンアメリカ;熱帯雨林諸国を回る3―アジア・太平洋;地球環境市民賞の受賞と気候変動問題の「外交化」;パリ・コミュニケの影響力;日本での活動;G20のリーダーたちと;コペンハーゲンでの紛糾;COPの継続と新たな交渉のあり方;スターン卿との連携;P8グループの立ち上げとさらなる挑戦)

著者等紹介

君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年東京都生まれ。立教大学文学部を卒業。1993~94年、オクスフォード大学へ留学。上智大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、関東学院大学文学部教授。専門はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakie

3
チャールズには父祖から継いだ活動団体だけでなく、自らの意志で設立したものがたくさんある。つまり、チャールズ自身が自らの信念、つまり「自然の秩序との調和」の感覚を取り戻し、未来を見据えながら環境の負荷を減らすことを地球規模で啓蒙するという役割を、自らに課しているということである。皇太子としての言動が政府や世界組織をも動かしうることの自覚と責任。それがノブレス・オブリ-ジュの精神なのですね。2014/01/18

AR読書記録

1
ヤバイ。日本人、このチャールズ皇太子像を知らないの、ほんとヤバイ。ダイアナとかウィリアム&キャサリンとか、こう物語チックな王室像ばかりが好んで消費されているのは、仕方ないっていうかそれはそれでご自由になんだけど、チャールズをただの影の薄い存在、下手すると(ダイアナにとっては)悪役みたいにしか扱わないし認識しないとしたら、それはもう世界に対して顔向けできない、恥ずかしいことだと思った。この人がこの立場に生まれてきたことは、世界にとって僥倖だったと思うよ、しばらくまわりの人に訴えてまわりそう。2013/11/28

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