ビカミング“ジャパニーズ”―植民地台湾におけるアイデンティティ形成のポリティクス

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ビカミング“ジャパニーズ”―植民地台湾におけるアイデンティティ形成のポリティクス

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326200573
  • NDC分類 222.406
  • Cコード C3022

出版社内容情報

帝国主義としての日本、民族主義下の中国、植民地下の台湾という三角関係を通じて生成される、日本統治下台湾人のアイデンティティに焦点を当てる。またヨーロッパ中心主義的な欧米のコロニアル/ポストコロニアル研究が陥った多くの問題を指摘し、世界各地で見られるアイデンティティ問題の理解について示唆的に論じた画期的書籍。

内容説明

植民地下の台湾において、人々はどのようにして「日本人」になったのか。苦渋に満ちた思考の道筋を辿り、台湾人アイデンティティのゆらぎを論じる。

目次

序章 かつて「日本人」だった人々
第1章 台湾の植民地化―日本による植民地化、脱植民地化、コロニアリズム研究の政治学
第2章 絡み合った抵抗―関係性、アイデンティティ、植民地下台湾における政治運動
第3章 同化と皇民化のあいだ―植民地プロジェクトから帝国臣民へ
第4章 反乱者から志願兵へ―霧社事件と原住民をれぐる野蛮と文明の表象
第5章 「濁流の中へ」―『アジアの孤児』にみる三重意識と植民地の歴史学

著者等紹介

チン,レオ[チン,レオ] [Ching,Leo T.S.]
荊子馨。1962年台北生まれ。デューク大学アジア・中東研究学部准教授。Ph.D.,University of California at San Diego

菅野敦志[スガノアツシ]
1975年山形県米沢市生まれ。名桜大学国際学群上級准教授。博士(学術)、早稲田大学。著書に『台湾の国家と文化』(2001、勁草書房、第33回発展途上国研究奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

13
2001年にカリフォルニア大学出版部から刊行された作品の翻訳版。著者は台湾出身のデューク大学准教授。ポストコロニアル研究・文化研究の一環として植民地台湾のアイデンティティ形成に纏わる葛藤を、歴史や文化の面から考察している。特に『アジアの孤児』という文学作品を元に、植民地主義日本と民族主義中国に対する現出的な台湾意識の関係を奥深く論じた章は印象に残る。◇植民地研究は学問的には進歩したかもしれないが、研究成果を一般社会に波及させるには、成果物へのアクセスをもう少し容易にする方がよさそう。2017/11/23

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