内容説明
ナショナリズムは近代の産物なのか。“前近代のネイション”から連続するものなのか。アジアからヨーロッパ、南米をたどる歴史学の試み。
目次
第1章 日本近代国家創設期における「ネイション」像の相剋
第2章 日本人の「武」の自意識
第3章 「地狭人稠」と「地曠人稀」―宋朝疆域の土地人口比率のイメージ
第4章 フランス中世における国家とネイションの形成
第5章 フランス現代思想における「国家」批判―ミシェル・フーコーを中心として
第6章 二〇世紀アイルランド詩に見るエスニシティの意識とその脱歴史化―詩人W.B.イェイツの独立運動・内乱・文学
第7章 スペイン帝国とネイション形成―植民地期メキシコ先住民の経験を中心に
著者等紹介
渡辺節夫[ワタナベセツオ]
青山学院大学文学部史学科教授。専門はヨーロッパ中世の貴族制社会と王権。1947年山梨県生まれ。1972年東京大学大学院人文科学研究科(西洋史専攻)修士課程修了、1985年博士号(第3期、パリ第一大学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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