沖縄/基地社会の起源と相克―1945‐1956

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326200528
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C3021

内容説明

引き裂かれた自治と復興、基地問題の原点がここに。地上戦終結から島ぐるみ闘争まで、協力の論理が破たんし、アメリカの占領に対する激しい反発が湧き上がるまでを描く。

目次

第1部 混乱の中での模索1945~49年(収容所生活と自治の萌芽;基地が生み出す地域の混乱;自治の停滞と社会の混迷)
第2部 交錯する多様な希求1949~51年(基地の拡充とその影響;日本復帰運動と自治の屈折)
第3部 破綻する協力1952~56年(占領の継続と矛盾の噴出;動揺する協力の論理;反共主義と軍用地問題;協力の破綻と新たな動き)

著者等紹介

鳥山淳[トリヤマアツシ]
1971年、神奈川県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。大学非常勤講師などを経て、沖縄国際大学総合文化学部准教授、博士(社会学)。専門は沖縄現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふら〜

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沖縄戦の終了から、プライス勧告/島ぐるみ闘争の時期までの基地/土地問題とそれに付随する沖縄の政治状況を概観。アメリカに寄り添っての復興/経済問題と日本への復帰論(離農が止まらない農村部の状況を鑑みるに別に相反する問題でもないが)とのせめぎあい、反共政策と住民の分断など色々な思惑や流れがあったなかで、様々な主義主張を一気に一つの「うねり」へとまとめ上げてしまったプライス勧告の衝撃の大きさが分かる。とは言ってもそれが解決/終息してくると、様々な違いが浮き彫りに…って今の辺野古と根本あまり変わっていないわね。2017/12/19

Y_Kuroyanagi

0
20191223ー202001092020/01/10

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