出版社内容情報
神奈川大学人文学研究所は中国・浙江大学日本文化研究所との間で10年間にわたり『中日文化論叢』を公刊して来た。本書はこの10年間の相互研究の成果をまとめたものである
【目次】
1 日中交流史
西洋と日本の出会い―南蛮人の到来―
「うそ」の語源は中国語の「胡説」か?
明清江浙琴派と日本の江戸琴楽
輸出海産物がつなぐ十九世紀の北海道と中国福建
日本人の中国観の変化―幕末、維新を中心に―
日中現代漢語の層別―日中同形語にみる―
杭州「大井巷事件」の顛末
2 日中比較文化
天皇に対する拍手、神に対する拍手
弥勒と布袋―弥勒下生の一形態―
日中韓の死霊結婚
猪八戒はなぜ三星をからかったか?―年画による小説解読の試み―
現代天皇(象徴天皇)制研究の動向について
日本における民具研究の現状と課題
民具を通しての日本・中国の農村の生活文化比較への試み
高齢化社会に直面するアジア―日本と香港の事例から―
3 西洋近代文化の受容
日本における最初期のニーチェ受容の一側面
日中両国における「近代化」と「現代化」
日本におけるヨーロッパ文化受容の問題点―明治以降を中心として―
『中日文化論叢』に掲載された中国側の論文一覧
内容説明
中国・浙江大学(旧抗州大学)日本文化研究所と神奈川大学人文学研究所との10年間にわたる学術交流の成果。両研究所の共同研究の結晶である『日中文化論叢』から日中交流史と日中比較文化に関する論考に限定し収録。
目次
1 日中交流史(西洋と日本の出会い―南蛮人の到来;「うそ」の語源は中国語の「胡説」か?;明清江浙琴派と日本の江戸琴楽 ほか)
2 日中比較文化(天皇に対する拍手、神に対する拍手;弥勒と布袋―弥勒下生の一形態;中日韓の死霊結婚 ほか)
3 西洋近代文化の受容(日本における最初期のニーチェ受容の一側面;日中両国における「近代化」と「現代化」;日本におけるヨーロッパ文化受容の問題点―明治期以降を中心として ほか)



