出版社内容情報
19世紀末から20世紀前半のトルコとトルコ系タタール人社会を近代日本との関係から考察,ユーラシア規模での国際関係をつかむ試み。
内容説明
新しい国際的秩序の形成にむけてゆれ動くトルコ世界。―19世紀末から1930年代のユーラシア規模での日本との関係を探り、流動する情勢を読む。
目次
第1章 明治期の文献にみる日本人のトルコ観
第2章 エルトゥールル号事件をめぐる日土関係
第3章 世紀末イスタンブルの日本人―山田寅次郎の生涯と『土耳古画観』
第4章 稲畑勝太郎と日土民間経済外交
第5章 1926年近東貿易会議―日本・トルコ関係史の一断面
第6章 山岡光太郎のメッカ巡礼とアブデュルレシト・イブラヒム
第7章 アヤズ・イスハキーと極東のタタール人コミュニティー