出版社内容情報
殷周から文革後まで,史料批判をふまえ,学界の研究成果の到達点を考慮しつつ,それぞれの時代の特徴を明らかにし,それらを通じて〈中国とは何か〉に迫る。
本書は殷周から文革後までを扱っているが、史書の抜粋
ではなく、史料批判をふまえて、学界の研究成果の到達
点を十分に考慮しながら、それぞれの時代の特徴を明ら
かにし、それを通じて〈中国とは何か〉に答えようとし
ている・・・・・・ ”あとがき”より
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【目次】
序 章 中国へのアプローチ
第1章 「封建」 社会の崩壊と古代帝国
第2章 貴族性の成立と性格
-その研究史的考察-
第3章 律令体制と東アジア
第4章 五代北宋政治史概説
第5章 征服王朝の成立と役割
第6章 明代の里甲制と思想
第7章 清朝国家の農村統治と紳士身分
第8章 半植民地社会の支配と抵抗
第9章 辛亥革命の過程と性格
第10章 5・4運動と国共関係の展開
第11章 中華人民共和国の成立と発展