内容説明
目・鼻ロ口から広がる美味しさへの道。食の科学にまつわる基本的な知識や概念を丁寧に解説し、「味わう」という現象のメカニズムを解き明かす。
目次
第1章 味わいの階層的分類
第2章 味の生理と知覚(味、味覚)
第3章 においの生理と知覚
第4章 味とにおいの相互作用
第5章 歯応え、舌触りの生理と知覚
第6章 視覚による食の認知
第7章 おいしさの心理学
第8章 食と脳機能
第9章 食と消費者行動
第10章 食品産業と食認知研究のかかわり
著者等紹介
日下部裕子[クサカベユウコ]
1998年、東京大学大学院農学生命科学研究科修了(博士(農学))。現職は独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所食品機能研究領域食認知科学ユニット長。専門は分子生理学
和田有史[ワダユウジ]
2002年、日本大学大学院文学研究科修了(博士(心理学))。現職は独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所食品機能研究領域食認知科学ユニット主任研究員。専門は心理学、食品心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
2
15-121 専攻・!分子生物学と実験心理学が合体。味わいの繊細の聖地は日本。和食が世界遺産!まあ当然だが、味覚とは食物が口の味蕾・味細胞・味神経・から脳そして、視覚、触覚、聴覚などの感覚・知覚情報と統合され認知情報となり形成される。企業の商品開発の最先端から。目・鼻・口から広がる美味しさへの道。心理学・生理学・脳科学などの多彩な方面の最新の成果をもとに、食の科学にまつわる基本的な知識や概念を丁寧に解説。「味わう」という現象のメカニズムを解き明かす。2012/02/01
kappa
0
今まで美味しい料理を作る方法の本(レシピ本)はかなり読んできたけど、何故美味しく感じるのかといった本は初めてかも。 料理の本というよりは、科学の本に近い感じ。 料理の作り手の方はこの手の本を野暮ったいと思うかもしれないけど、一歩踏み込んで読んで欲しい。 とても為になること請け合いです。 かなり難しいので気合いを入れて挑んで頂きたい。2016/01/08
takao
0
ふむ2025/05/20
さぶさん
0
気になるところだけ部分読み。つまり脳とか神経とかのかなり専門科学的なところは飛ばした。おいしさとは何か、消費行動について様々な論文研究を例にレビューされていて、ためになり面白い。2018/02/11
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- 和書
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