出版社内容情報
(1)反事実的条件法の問題,(2)可能的なものの終焉,(3)帰能法の新たな謎,(5)投射の理論に向けての展望。〈非現実〉的なものに対し,経験論はどのような解決を試みるか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kizz
2
古典と呼ばれる一冊ですが、面白かったです。反実仮想とか単語で聞くとわかりづらいけどその辺上手く説明してあって、ああーあれってこういうことなのかーと自分に当てはめて思い返せる。そこから色々考えてゆくのも面白い。考える事が面白い本だと思う。2008/11/13
roughfractus02
1
反実仮想や予言が「投射」から形成される過程を追い、特に帰納推論について、部分-全体関係をエメラルドかいつグリーンでいつブルーなのかという問いから、この推論の時間的推移の面を強調しながら「グルーのパラドックス」としてその恣意性を導出した。一方、この推論が「投射」的であるにもかかわらず、その実効性を失わない点(ここまでグリーンだから全部グリーンだろうと思うこと)について、著者は論理を支える習慣の「守り」を見出していく。様相論理を量化する可能世界論的な多世界解釈を検討する際に、何が問題にされないかを考えさせる。2017/02/12
urza358
1
マスト2010/04/03
tomad
1
解説と要約がまとまっていてよかった2009/03/31
yooou
0
仕事読み