出版社内容情報
オースティンによる言語行為――事実の記述ではなく発話とは何がしかの行為であると考える――の分析を受け継ぎ,体系化したのが本書。現代哲学の中心テーマの一つ。
内容説明
オースティンが提起し、サールによって完成された言語行為論。いま、豊かな可能性を孕んで広がりつつある理論の原点。
目次
第1章 方法と展望
第2章 表現・意味・言語行為
第3章 発語内行為の構造
第4章 言語行為としての指示
第5章 述定
第6章 現代哲学における三つの誤謬
第7章 指示をめぐる諸問題
第8章 「事実」から「当為」を導く議論について