出版社内容情報
デカルトと共に近代哲学の祖と呼ばれ,多才で華やかにみえるベイコンではあるが,実生活は不遇であった。本書はベイコンの伝記を丹念に辿り,ベイコンの実像に迫る。
【目次】
第1章 生 涯 ― 生の志向と表現の試み
第2章 着想の原点 ― 《時の息子》
第3章 衒気・論争・瞞着のイドラ
― 《幼子の心》の《業による証》
第4章 畢生の仮想 ― 《人が人にとって神である》
第5章 諸学の構想 ― 《精神の農耕詩》
第6章 自然科学 ― 《牧神の狩》
第7章 筆の力とその運命 ― 《ユートピア送り》
ベイコン略年譜