出版社内容情報
刊行から20年超、好評を博してきた入門書を新装刊行。『ムーミン』の8つのエピソードが織りなす西洋哲学の旅。メルヘンの深層へ。
『ムーミン』の世界にちりばめられた西洋哲学が格闘してきたテーマを拾い出し、哲学が何を問題にしてきたのかを解説する入門書。『ムーミン』の8つのエピソードを読み解き、普段は見過ごしているものごとの大切な側面を私たちの目の前に浮かび上がらせる「有効な触媒としての〈哲学〉」を描き出す。メルヘンの深層に迫る試み。
内容説明
なんたる、たるか?8つのエピソードが織りなす西洋哲学の旅。ムーミン谷をめぐる思考のメリーゴーランド。
目次
第1章 贋物と本物―ひこう鬼現わる
第2章 理想と現実―アリオンのたて琴
第3章 希望と創造―おちてきた星の子
第4章 他人と自分―鏡の中のマネマネ
第5章 秘密と自信―影なんか怖くない
第6章 儀式と人格―笑いの仮面
第7章 流行と信頼―花占い大事件
第8章 運命と行為―赤い月の呪い
著者等紹介
瀬戸一夫[セトカズオ]
1959年生まれ。2002年山崎賞受賞。現在、成蹊大学法学部特別任用教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。