出版社内容情報
民主主義の危機、死に至る病から再生する思想。「公共哲学」の語を初めて用いその原型を提示した予言的警告の書、待望の新訳!
アメリカで活躍したジャーナリスト・著述家のウォルター・リップマン(1889-1974)による警世の書。第二次世界大戦前後、西洋文明と自由民主主義が陥った惨禍から省察を重ね、その再生への鍵を公共哲学に託し、聖書や自然法の言語を駆使して生き生きと甦らせようとした。現下の危機においてこそ、読み直すべき古典的名著。
【原著】Walter Lippmann, The Public Philosophy; with a new introduction by Paul Roazen(Transaction Publishers, 1989, originally published in 1955)
内容説明
なぜ西洋民主主義社会は独裁と世界大戦を防止することができなかったのか?民主主義を危機と病から再生させる思想。「公共哲学」という言葉を初めて用いてその原型を提示した予言的警告の書。私たち自身の時代を考えるための生きた思想書、待望の新訳!
目次
第1部 西洋の凋落(曖昧な革命;民主主義国家の病弊;権力の錯乱;公共的利益;二つの機能;全体主義的反革命;自由民主主義の敵対者)
第2部 公共哲学(公共哲学の失墜;公共哲学の刷新;二つの領域;文明的品性の擁護)
著者等紹介
小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年生。東京大学法学部卒業。千葉大学大学院社会科学研究院教授、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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