出版社内容情報
分析哲学はどのように発展・深化してきたのか? 一貫した視座から分析哲学史を描くとともに独自のプロセス形而上学の構築を試みる。
分析哲学の歴史を振り返りながら、言語哲学の発展が形而上学研究へと自然に流れ込むさまを描出。部分全体論に基づいた四次元主義的存在論をとる著者自身の立場から、言語哲学が存在論による補足を必要としていることを明らかにし、アリストテレス的な実体論と対比されるプロセス存在論の立場を提示。プロセス形而上学の体系を示す。
内容説明
分析哲学はどのように発展・深化してきたのか?一貫した視座から分析哲学史を描くとともに、独自のプロセス形而上学の構築を試みる。
目次
1 言語哲学の形而上学的前提(言語哲学史粗描;部分全体論)
2 実体論とプロセス存在論(実体論の歴史;プロセス存在論)
3 プロセス形而上学(プロセス存在論とプロセス認識論;時間と様相)
4 プロセス形而上学の適用(プロセス形而上学と“拡張された行為主体”;プロセスの事例)
付録
著者等紹介
中山康雄[ナカヤマヤスオ]
1952年静岡県に生まれる。1975年京都大学理学部卒。1987年ベルリン自由大学哲学部哲学博士(Dr.phil.)の学位取得。現在、大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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