ウィトゲンシュタイン『哲学探究』を読む<br> 『哲学探究』とはいかなる書物か―理想と哲学

個数:
電子版価格
¥3,960
  • 電子版あり

ウィトゲンシュタイン『哲学探究』を読む
『哲学探究』とはいかなる書物か―理想と哲学

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年07月29日 02時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154579
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3010

出版社内容情報

『探究』は何のために書かれたのか? そこで示された「哲学」の姿とは? 「日記」を手がかりとして、この書物の謎を解き明かす。

はしがき

第?部 準 備

第一章 謎としての『哲学探究』とそれを解く鍵
 1 『哲学探究』の難解さと謎
 2 『探究』という謎への鍵(1)――『探究』と「茶色本」(あるいは「青色本」)との類似性
 3 『探究』という謎への鍵(2)――『探究』と「茶色本」(あるいは「青色本」)との決定的相違

第二章 謎を解く鍵としての「哲学論」(§§89?133)――読解の手掛かり
 1 『哲学探究』における「哲学論」の位置づけと意味
 2 我々の「哲学論」解釈が答えるべき問い
 3 「哲学論」のテキストの成立過程とソース

第?部 読 解

第三章 論理と理想――「哲学論」前半(§§89?108)
 1 「哲学論」前半の読解の手順と手掛かりとなる背景的事実
 2 「論理の崇高性」の問いの意味――§89a
 3 「論理」を巡る『論考』の錯覚――§§89b?92と§§93?97
 4 「理想」についての根本的誤解――§§98?108

第四章 新しい哲学像――「哲学論」後半(§§109?133)
 1 テキストの構成とMS142(およびTS220)との関係
 2 『論考』の根本的誤解からの脱却の道――§§109?118
 3 新しい哲学像の苦悶の中でのアフォリズム的予見――§§119?129
 4 新しい哲学と「言語ゲーム」――§§130?133
 5 世界の相転換としての哲学――『探究』最終版から消えた哲学論

第?部 応 用

第五章 我々に示されたもの
 1 科 学
 2 哲 学


あとがき
付表1・2
事項索引
人名索引

鬼界 彰夫[キカイ アキオ]
著・文・その他

内容説明

これがウィトゲンシュタインだ。これが哲学だ。『探究』に隠されたウィトゲンシュタインの哲学的思考と彼自身の生の内的な結びつきを、「日記」や手稿ノートなどの新資料を駆使して解明。この書物が何のために書かれたのか、そこで示された哲学の姿とはいかなるものかを明らかにし、謎に包まれた本質に迫る。

目次

第1部 準備(謎としての『哲学探究』とそれを解く鍵;謎を解く鍵としての「哲学論」(§§89~133)―読解の手掛かり)
第2部 読解(論理と理想―「哲学論」前半(§§89~108)
新しい哲学像―「哲学論」後半(§§109~133))
第3部 応用(我々に示されたもの)

著者等紹介

鬼界彰夫[キカイアキオ]
1954年京都府に生まれる。1990年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。Ph.D.(ニューヨーク市立大学)。現在、筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

31
89~133まで、最近出版された著者訳では第1部パート1の第4章のみ、わずか21ページを論じているという、極めてハイコンテクストな本です。『探究』に貼った付箋を再確認しましたが、そこまで注目して読んだ箇所ではありません。『論考』との哲学観の違いについて、草稿から削られた議論も吟味の対象となっています。明快なのは応用編の両者の科学観を比較している箇所ですが、特定の主張をする『論考』に対して、ある見方を描写する『探究』では異なった特定の主張同士が比較可能になるため『探究』の見方が有用であると論じています。2020/12/06

takao

0
ふむ2025/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13083963
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品