内容説明
パース、ジェイムズ、デューイ、クワイン、デイヴィドソンらの基本文献から丁寧に引用、注釈を施す。基礎から現代哲学への応用まで、全体像を鮮やかに描き出すプラグマティズム入門書の決定版。
目次
序 反表象主義としてのプラグマティズム
第1章 チャールズ・パース―デカルト主義の拒絶
第2章 ウィリアム・ジェイムズ―心の目的論的理論
第3章 パースのプラグマティズム
第4章 草創期のプラグマティズム
第5章 ジェイムズのプラグマティズム
第6章 デューイのプラグマティズム
第7章 プラグマティズム的経験主義と実証主義的経験主義
第8章 ポスト‐クワインのプラグマティズム
著者等紹介
マーフィー,ジョン[マーフィー,ジョン] [Murphy,John P.]
1937年生まれ、1987年没。元トリニティ大学教授
ローティ,リチャード[ローティ,リチャード] [Rorty,Richard]
1931年生まれ。プリンストン大学教授、バージニア大学教授を経て、1998年よりスタンフォード大学教授、2005年よりスタンフォード大学名誉教授。2007年没
高頭直樹[タカトウナオキ]
1949年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。Ph.D.(クィーンズランド大学)。兵庫県立大学環境人間学部・環境人間学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bevel
3
デューイまでの話と、クワイン以降の話って結構断絶してると思った。この断絶感は、ローティ以降解消されてるのかなと気になっている。2023/07/18
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/795a40e9-c42f-489c-936a-8e90fc2948f1 2025/07/11
愛楊
1
原著1990年。ジェイムズの真理論や価値と事実の不可分性を知ることができて良かった。だが自分の著書を引いているレジュメを自分の名のもとに出版するローティとは一体。デイヴィドソンもローティの前座のために使われている感じで、概念主義は無し。2025/06/02