自閉症の倫理学―彼らの中で、彼らとは違って

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自閉症の倫理学―彼らの中で、彼らとは違って

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  • サイズ B6判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154272
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3012

内容説明

他者の「心」を理解するのが困難な自閉症者と、私たちはどう向き合っていくべきなのか。自閉症の特異性ゆえに生じる倫理的問題を哲学的に考察し、社会のなかでともに生きる道を問いかける。

目次

第1章 自閉症の哲学入門(自閉症に関する心の理論説、ならびにそれと競合する諸仮説;人間の行動を説明する二つの仮説に対する自閉症からの試練―理論説とシミュレーション説 ほか)
第2章 自閉症的人生の価値(道徳共同体のメンバーに関するウォレンの立場;人間の能力に関するヌスバウムの立場 ほか)
第3章 自閉症と道徳理論(ケネット―ヒューム説に対する反駁;ケネットによるカント説の慎重な受容と、ベンによる拒否 ほか)
第4章 自閉症と遺伝学的技術(親の自律性と、遺伝学的技術の使用に対する反論の失敗;障害に関する社会構成論 ほか)
第5章 自閉症者に対する研究(カントの議論、功利主義の議論、そして原則主義と自閉症;自閉症と研究への同意能力 ほか)

著者等紹介

バーンバウム,デボラ・R.[バーンバウム,デボラR.] [Barnbaum,Deborah R.]
1967年生まれ。1990年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業後、マサチューセッツ大学で1993年に修士号、1996年に博士号を取得。現在、オハイオ州のケント州立大学教授。専門は哲学、倫理学、生命倫理、研究倫理など

柴田正良[シバタマサヨシ]
1953年生まれ。1982年、名古屋大学大学院博士課程単位取得満期退学。金沢大学人文学類教授

大井学[オオイマナブ]
1952年生まれ。1977年、京都大学大学院博士課程中途退学。博士(教育学)。金沢大学学校教育学類教授

重松加代子[シゲマツカヨコ]
1951年生まれ。1975年、神戸女学院大学卒業。同時通訳者。バーンバウム、ギルバーグ、ショプラーなどの自閉症研究者やグランディンなど自閉症者の通訳を多数行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ACTIVE GALACTIC

5
人間が異星人を発見した時、食料源ではなく道徳的配慮に値する存在であると認める基準としてウォレンが提示したリスト、中絶に絡んで胎児は遺伝的には人間であっても道徳的な権利を有した人格と認めない理論、それらを重度の自閉症者は突破する事ができない。台風に怒ることに意味が無いように、他者に対して志向的態度をとらない自閉症者は道徳共同体のメンバーではないという過激な理論を展開する者もいる。あるいは非常に高い知能を有し高度な言語運用者でありながら心の理論を欠く自閉症が、言語哲学や意味理論に投げかける試練は何であるか。2013/12/07

田畑

1
「自閉症の倫理学」を読了。自閉症的完全さの理論については賛成。しかしここで疑問。はたしてサイコパス的完全さは認められうるか?教授に聞くと、この問題に関してダイレクトに体系的に論じた書物はこの世には無いのだそう。興味深いから考察します。2013/12/11

カマプア

0
心の理論が全壊している自閉症者はいないので、単なる思考上の実験である。という意見に賛成。 しかし思考実験としては非常に面白い。 自閉症者を完治させるべきなのかどうか誰が判断すべきなのか。 代理判断は認められるべきなのか。 今後医療の分野で実際に問題になりそうだ。2018/01/08

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