功利と直観―英米倫理思想史入門

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功利と直観―英米倫理思想史入門

  • 児玉 聡【著】
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  • 勁草書房(2010/11発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 286,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154135
  • NDC分類 150.23
  • Cコード C3012

内容説明

功利主義と義務論の対立はいつ始まったのか?「功利」と「直観」をめぐる論争の歴史を通して英米倫理学の展開を整理し、現代的な課題を展望する本格的入門書。

目次

1 対立図式の成立(直観主義の成立;ベンタムたちの攻撃;第二世代の功利主義)
2 理論的展開(シジウィックとムーア―調停と破壊;直観主義の逆襲―プリチャードとロス;功利主義の新たな展開―規則功利主義と二層功利主義;ロールズの方法論的革新)
3 現代の論争(法哲学における論争;生命倫理学における論争;功利と直観の二元性―脳科学と心理学の知見から)

著者等紹介

児玉聡[コダマサトシ]
1974年大阪府に生まれる。2002年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学、2006年)。現在、東京大学大学院医学系研究科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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evifrei

17
英米倫理思想史上展開された、功利主義と直観主義(義務論)の論争を丹念に解説する。第一部では対立図式の展開としてベンサムからミルに至る迄の古典的な功利主義と直観主義を、第二部では理論的展開としてミル以降の功利主義と直観主義を扱う。特に20世紀以降の直観主義としてロールズが引かれるが、ロールズを直観主義の文脈で考えた事が無かったので目から鱗状態だった。また、現代の両立場の論争を対象に検討する第三部は法哲学(ハート=デブリン論争)・生命倫理・脳と心理学部を扱うが、議論が鮮明かつ明瞭であり非常に面白く解りやすい。2020/04/09

大道寺

4
6年ぶり再読。前回感想からあまり変わらないように思うけど、前回より直観主義側の理解が難しくなっているように感じた。以前「多数派の都合で殺されるかもしれないということを考えるとロールズのような考え方による修正が必要であると思う」と書いたけど、ヘアの二層功利主義でも良いんじゃないかな。そもそも今の私はロールズの考え方を全然わかっていない気がする。ロールズ関連の書籍を再読予定に入れる。2019/05/02

大道寺

4
英米倫理思想史を「功利主義」と「直観主義」の対立の歴史と捉え、対立図式の始まりから現代社会における具体的な事例における両者の対立までを語る。現代において功利主義に対立する考えとして知られるのは義務論である。しかし、義務論の源流を辿れば直観主義であり、直観主義から認識論的な部分を除いて、規範理論だけを残したものが義務論であった。/ひとつ前の感想でアーレントの思想を取り上げて「共感がなければ人ではないとする人たちにはうんざりしている」ということを書いた。(1/2)2013/01/14

えむ

3
功利主義と直観主義の対立を軸として近現代の英米倫理学の流れを素描。非常に読みやすく、よくまとまっていた。網羅的ではないかもしれないが、思想史の大筋は追えるのではないだろうか。2017/03/28

わんぱら

2
規範的判断を行うための道徳理論たる功利主義と直観主義それぞれの主張とその対立内容について、その最初期から現代までを概観する本。最後の二章は、現代の生命倫理における議論への応用と、最新の神経科学がその対立に与える示唆についての考察。面白い。 全編を通じて非常に分かりやすくまとまっており、功利主義と直観主義の思想に対する基本的知識を得ることができる。 提唱者の生い立ちはboxというコラムにまとめられており、本文はあくまで思想の紹介と分析に純化しているところは最高。他の本も全部この方式でお願いしたい。2016/05/20

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