心の哲学入門

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心の哲学入門

  • 金杉 武司【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 勁草書房(2007/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153923
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

「心とは何か?」という素朴な疑問に、哲学はどう答えるのか。哲学的に考える方法をまったくの初心者に向けて語る、初めての入門書!

身近でありながら、よく考えてみるとそれが何なのかわからないような基本的なものごとを問うのが「哲学」である。本書ではそうしたものの一つである「心」に焦点を当て、心の哲学の基本的な概念や考え方を解説するとともに、哲学的に考えるとはどういうことかを一歩ずつ問い進める。自ら考える力を身につけるための、新しい哲学入門。

[関連書] ジョン・R・サール 『マインド─心の哲学』 (朝日出版社)

はじめに――心とは何か?

序 章 「心とは何か?」という問い
 1 心についてどのように考えていけばよいのか?
 2 心の哲学の二つのテーゼ
 3 哲学的議論の方法

第1章 心の因果性
 1 心心因果と心物因果
 2 二元論と心の因果性
 3 心脳同一説
 4 機能主義
 まとめと問題

第2章 心と意識
 1 現象的意識とクオリア
 2 クオリア問題
 3 物的一元論からの再反論
 4 説明のギャップ
 まとめと問題

第3章 心の志向性
 1 志向性
 2 命題的態度
 3 志向性とクオリア
 4 志向性の説明
 まとめと問題

第4章 心の合理性
 1 合理性と因果性
 2 消去主義
 3 解釈主義
 4 不合理性
 まとめと問題

第5章 心の認識
 1 他我問題
 2 心と行動
 3 自己知
 4 自己知の説明
 まとめと問題

おわりに――結局のところ答えは出せるのか?
参考文献と読書案内
あとがき
索 引

内容説明

本書は「心の哲学」の入門書であるが、それと同時に、「哲学」一般の入門書となることも目標としている。扱う問題領域は「心」に限定されてはいるが、「心」について哲学的に考えるとはどのようなことなのかを示すことによって、そもそも「哲学的に考える」とはどのようなことなのかを示した。まったくの初心者に向けて語る、初めての入門書。

目次

序章 「心とは何か?」という問い(心についてどのように考えていけばよいのか?;心の哲学の二つのテーゼ ほか)
第1章 心の因果性(心心因果と心物因果;二元論と心の因果性 ほか)
第2章 心と意識(現象的意識とクオリア;クオリア問題 ほか)
第3章 心の志向性(志向性;命題的態度 ほか)
第4章 心の合理性(合理性と因果性;消去主義 ほか)
第5章 心の認識(他我問題;心と行動 ほか)

著者等紹介

金杉武司[カナスギタケシ]
1972年埼玉県に生まれる。2003年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。高千穂大学人間科学部准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

30
教科書的です。内容を所与のものとして受け入れる読書はそれで意義深いものですが、どうしても議論の前提が気になってしまいます。それが哲学というものでもあるでしょう。分析哲学は科学主義のメタ言説を科学主義の前提で行おうとしているようにみえます。「クオリア」や「指向性」はその問題を埋めるためのものとして開発されたようにみます。2020/08/11

izw

10
心・意識について一度まとめてみようと、集中的に書籍を読んでいる。その中で「心の哲学: 新時代の心の科学をめぐる哲学の問い」https://bookmeter.com/books/12062910 用語ごとに数ページ解説されているワードマップを読んでいるが、よくわからないことが多いので、参考文献に挙がっている入門書・概説書を読んでみることにした。この本は、哲学書学者向けに書かれた入門書で、やさしく丁寧に書かれていて、いろいろな説の特質・議論の争点が分かりやすい。それでも志向性、合理性については難しい。2019/09/10

Yoshi

5
「心は機械で作れるか」とかなり重複する部分があった。 自然主義、あるいは物理主義の立場で「心」を定義する場合、いろいろ不都合な点があるために、哲学者は、どうすれば「心」を一元論で説明できるか考察している。 聞くところによると、当時の「心の哲学」では、自然主義が大前提で、かなり偏っているらしい。 さまざまなソースから引っ張ってきている感じで、オリジナリティは低いと感じた。 2024/06/29

なつめいろ

5
心の哲学の入門書。心がもつ基本的特徴だと我々が共通認識として考える事柄を出発点として、心とは何かという問題を考察しています。有力な心の理論として二元論および物的一元論が提示され、これらの基本的特徴をいかに説明できるかという基準で両理論が比較検討されます。記述はかなり懇切丁寧で、読んでいて沸いてきそうな疑問に答えるQ&Aのコーナーも節ごとにあり、初学者に優しい本です。また、哲学一般への入門書となることを目指しているという序文の言葉どおり、汎用性のある哲学の思考法がいくつも紹介されており勉強になりました。2016/01/03

白義

5
いろんな心の哲学書を読む前の、交通整理として好適な一冊。初歩的な論理学もコラムでほどきながら、心の哲学の代表的な論点を分かりやすい言葉で解説している。哲学者や哲学史の名前は一切出さず(英米哲学の入門書にはこの手の本が多い気がする)、問題に取り組む準備という姿勢が一貫していてあっさりと読めるのが特徴。クオリアや志向性って結局のところ何を言いたいのか、というのを知るのにも便利。最初の一冊としてグッド2012/03/07

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