時間論の構築

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時間論の構築

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  • サイズ B6判/ページ数 253,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153671
  • NDC分類 112
  • Cコード C3010

出版社内容情報

時間論には、作りものめいた浅薄さではなく、どこか生きることと直結する切実さがある。時間への問いは、私とは何か、世界とは何か、という問いと繋がる。それだけに時間論には、いろいろな哲学的難問が隠れていて、どこから始めても際限のない迷路が続くような印象がある。本書は時間を二つの方向から論じる。一つは代表的な時間論(アリストテレス、アウグスティヌス、フッサール、マクダガート)を紹介・検討する道。二つは、自分の体験を記述しながら、条件を付加して世界の時間へと至る道である。本書は著者の最初の本である。


序論 時間についての問い

Ⅰ 時間論の構図
第一章 時間論の古典
──アリストテレスとアウグスティヌスの時間論
第二章 現象学的時間と生
──フッサールとハイデガーの時間論
第三章 時間は実在しない?
──マクタガートの時間論をめぐって
第四章 分析哲学における時間論の現在

Ⅱ 時間論の構築
第五章 主観的時間
第六章 外部世界と自己
第七章 固有時の構成
第八章 相対性理論の方へ
第九章 行為者の時間


あとがき
文献表
索引

内容説明

代表的な時間論を検討し、主観的時間から物理的時空構造へ至る道を模索する。

目次

1 時間論の構図(時間論の古典―アリストテレスとアウグスティヌスの時間論;現象学的時間と生―フッサールとハイデガーの時間論;時間は実在しない?―マクタガートの時間論をめぐって;分析哲学における時間論の現在)
2 時間論の構築(主観的時間;外部世界と自己;固有時の構成;相対性理論の方へ;行為者の時間)

著者等紹介

中山康雄[ナカヤマヤスオ]
1952年静岡県に生まれる。1975年京都大学理学部卒。1987年ベルリン自由大学哲学部哲学博士(Dr.phil.)の学位取得。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんかけ

3
読み終え。SFかと思って買ったら哲学だった……。とはいえ、今までの哲学の歴史の中での「時間」の定義の論をまとめ、そのうえで作者の見解を出してくれたのでわかりやすかった。時間の認識の過去現在未来のA論とある点より前/後のB論の話は、どちらも観測者によるものな気はしていたものの、論理学のように詰めていくと「もしかして成り立たないんじゃね?」という理屈が出来上がるのがパラドクス的で面白かった。この辺は最後回収されている。物理での時間の扱いも触れていて満足。あとがきの作者の美学もちょっとすき。2024/11/17

ぽん教授(非実在系)

2
自然時間についてはどうなのだろう?と思ったが、アリストテレスにフッサール、マクタガートの整理など先行研究の検討が丁寧で(論理記号などをふんだんに用いることに抵抗がなければ)読みやすい。2020/06/13

田蛙澄

1
サイダーの『四次元主義の哲学』を読んで、訳者たちの論文を読んでるうちにこの本に行きついたので読んでみた。マクタガートの批判からさらに主観的な印象時間、ある観測者からの相対的な固有時間、生物的な行為者の時間というルートで、主観から世界内存在、物理的時間からまた生物的な時間に戻ってくると言うダイナミックな時間論の構築が素晴らしかった。この後の四次元メレオロジーの論文もとても参考になって、今後ともいろいろ読んでみたいと思わせる一冊だった。2017/07/27

ありさと

0
時間論の歴史、時間論からの自己論他者論、論理学的時間論。ちょっと違うか? 理解のいってない部分も結構あるがこの人の授業を受けてみたくなりました。論文いくつか読んでみようかな。2009/10/03

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