出版社内容情報
ウィトゲンシュタイン研究の35年を振り返って、これまで「純アカデミズム風」にしか論文を書かなかった著者が、禁を解いて書き下した自伝的・批評的ウィトゲンシュタイン論。『哲学探究』の多くの論点や心の哲学に関連したテーマ、更には文献学的読解の現状、他の研究者への批判的コメント等、ウィトゲンシュタインをめぐるあらゆる問題点に簡潔に答える。章、節見出しをランダムにあげる。
ウィトゲンシュタインは何故難解か/『哲学探究』をめぐって、/ウィトゲンシュタインの今日的意義/「意志」「意図」について/美学、精神分析ほか
【目次】
第1章 この本の生まれるまで―「私の履歴書」風前書き
第2章 ウィトゲンシュタインは何故難解か
1 ウィトゲンシュタインの死と知的遺産
2 『哲学探究』を巡って
第3章 ウィトゲンシュタイン哲学が遺したもの
1 ウィトゲンシュタイン哲学の今日的意義
2 「心の哲学」がウィトゲンシュタインから受け継げるもの
3 「意志」と「意図」について
4 ウィトゲンシュタインの美学、精神分析、そして「哲学の終わり」
補章 ウィトゲンシュタインと科学のバランスシート
内容説明
『哲学探究』の多くの論点や心の哲学に関連したテーマ、文献学から他の研究者への批判的コメントまで、禁を解いて書き下す。自伝的・批評的ウィトゲンシュタイン論。
目次
第1章 この本の生まれるまで―「私の履歴書」風前書き
第2章 ウィトゲンシュタインは何故難解か(ウィトゲンシュタインの死と知的遺産;『哲学探究』を巡って ほか)
第3章 ウィトゲンシュタイン哲学が遺したもの(ウィトゲンシュタイン哲学の今日的意義;「心の哲学」がウィトゲンシュタインから受け継げるもの ほか)
補章 ウィトゲンシュタインと科学のバランスシート
著者等紹介
奥雅博[オクマサヒロ]
1941年兵庫県に生まれる。1969年東京大学大学院人文科学研究科哲学博士課程中途退学。現在大阪大学教授。著書に『ウィトゲンシュタインの夢』(勁草書房)。『思索のアルバム』(勁草書房)。訳書に『ウィトゲンシュタイン全集』1、2巻(大修館書店)。ウィンチ『理論と行為』(共訳・勁草書房)
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袖崎いたる
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