心を世界に繋ぎとめる―言語・志向性・行為

心を世界に繋ぎとめる―言語・志向性・行為

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153329
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C3010

出版社内容情報

デカルト以来,私と世界,私と他者の間に断絶が設定されてしまった。本書は断絶に架橋する試みの一つであるが,それをアンスコム,デイヴィドソンらの所説を手掛りに行う。

大森荘蔵の言葉を借りれば・・・近代科学革命の核心は
色、音、匂い、等の感覚的性質を人間の主観の中に閉じ
込め、自然をただ幾何学・運動学的にのみ 「死物的」 に
描写し、その死物的世界を客観的世界としたことにある。
その結果、一方に、ただ幾何学的形状と運動だけの客観
世界が存在し、他方に、色や音に溢れた主観的な世界が
存在することになる。デカルトによって描かれた、この
二元論的構図は現代のわれわれを今なお呪縛し続けてい
ると言うことができよう。もちろん、現在、哲学や心の
科学に携わる人々はこの呪縛から逃れようとしている。
                 「まえがき」 より

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【目次】

Ⅰ 志向性と世界
 第1章 志向性と世界
 第2章 言語の志向性と意識の志向性

Ⅱ 志向性と行為
 第3章 後期ウィトゲンシュタインと心の概念
 第4章 人格・「私」・身体
 第5章 志向性と行為

Ⅲ 意味の理論
 第6章 意味と真理条件
 第7章 規則の了解

内容説明

言語の習得を通して感性は変容を遂げ、世界は直接開かれる。ウィトゲンシュタイン、マクダウエルらをベースに考える。

目次

1 志向性と世界(志向性と世界;言語の志向性と意識の志向性)
2 志向性と行為(後期ウィトゲンシュタインと心の概念;人格・「私」・身体;志向性と行為)
3 意味の理論(意味と真理条件;規則の了解)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

べっか

1
ウィトゲンシュタイン→アンスコム→デイヴィッドソンの流れの行為論や、クワイン、パトナム、クリプキらの志向性についての議論についての批判的論考。デイヴィッドソンのところが難しい。2019/01/29

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