神と自由と悪と―宗教の合理的受容可能性

神と自由と悪と―宗教の合理的受容可能性

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153145
  • NDC分類 161.1
  • Cコード C3014

出版社内容情報

本書は著名な論理学者である著者が,可能世界論を駆使して宗教哲学上の二つのテーマを解く。一つは悪の存在をめぐる問題,もう一つは伝統的な神の存在証明である。

【目次】

Ⅰ 自然無神論

A 悪の問題
 1  問い―どうして神は悪を黙認するのか
 2  有神論者は自己矛盾におちいっているのか
 3  有神論に矛盾がないことを示すのは可能か
 4  自由意志による擁護論
 5  神は自分が好んだどのような可能世界でも創造できたのだろうか
 6  神は道徳上の善はふくむが道徳上の悪はふくまない世界を創造で
    きたのだろうか
 7  貫世界的堕落と本質
 8  自由意志による擁護論の正当化
 9  神の存在は世界にある道徳上の悪の多さと両立するか
 10  神の存在は自然悪と両立するか
 11  悪の存在によって<神の存在することはありそうにない>という
    ことになるか

B その他の無神論的議論

Ⅱ 自然神学

A 宇宙論的論証

B 目的論的論証

C 存在論的論証
 1  ガウロニの反論
 2  アンセルムスの応酬
 3  カントの反論
 4  カントの反論は的外れである
 5  存在論的論証を言い換える
 6  言い換えられた存在論的論証の致命的欠陥
 7  様相論理から見た存在論的論証
 8  様相論理から見た存在論的論証の欠陥
 9  存在論的論証の再編
 10  存在論的論証の勝利


解説
訳者あとがき  

内容説明

この世に悪が存在することは「神の正義」を揺るがすだろうか。可能世界論を駆使した冷静な議論と熱烈な護教論の結合。

目次

1 自然無神論(悪の問題;その他の無神論的議論)
2 自然神学(宇宙論的論証;目的論的論証;存在論的論証)

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