出版社内容情報
驚きを持続し,疑いを形にするのが哲学である。気がついたら誰もが投げこまれていた,この世界と人間の存在について,田島節夫とその門下生が多面的に追究する。
【目次】
序章 思想の鍵
1 光と影の形而上学
2 デカルトによる転換
3 デカルトからの転換
第1章 自己と他者
1 デカルトとカントの自己把握
2 自己意識的存在―サルトル
3 身体的存在―メルロ=ポンティ
第2章 心と身体
1 はじめに
2 ベルグソン
3 デカルト
4 メルロ=ポンティ
第3章 人間存在と時間
1 時間の実在性への問い
2 時間の精神病理学
3 時間の比較社会学
4 時間の成熟
5 潜在する過去
6 永遠回帰
第4章 《想念》としての自然―ロマン的主体の成立―
1 観念と想念
2 外延量化としての近代
3 ロマン的想念としての《自然》
4 外延量的固体化への《逆説》としての《自然》
第5章 存在と主観性
1 スピノザと「必然性」の哲学
2 カントと「可能性」の哲学
3 メルロ=ポンティと「現実性」の哲学
第6章 知と信
1 日常的信(1)―伝聞知
2 日常的信(2)―知覚の信憑
3 宗教的信―神の存在と不在
4 奥行きと無限―新たな展開のために
第7章 限りあるものと限りないもの
1 エロースと美そのものの観想
2 死について
3 アガペーとピリア
第8章 無と空
序 無への問い
1 無の分類
2 全体的無
3 部分的無
4 絶対的無―空
参考文献
あとがき
人名索引
執筆者紹介
内容説明
驚きを追究し、疑いを形にしてみよう。気づいたら誰もが投げこまれていた、世界と人間の、存在の不思議について。
目次
序章 思想の鍵
第1章 自己と他者
第2章 心と身体
第3章 人間存在と時間
第4章 「想念」としての自然―ロマン的主体の成立
第5章 存在と主観性
第6章 知と信
第7章 限りあるものと限りないもの
第8章 無と空