異次元交換の政治人類学―人類学的思考とはなにか

異次元交換の政治人類学―人類学的思考とはなにか

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  • サイズ B6判/ページ数 343,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326152810
  • NDC分類 389
  • Cコード C3010

出版社内容情報

哲学や人類学にこれまで主流だった観念的な人間理解を排し,思想や宗教の源泉たる生活背景を根源から探り出すことを試みたフィールドワークの認識論。

【目次】

序論 状況の中の地球人類

Ⅰ 普遍人類学から現実的政治人類学へ

1 野性的に思惟するなかれ
    ―人類学的思考とはなにか―

2 生活の中の宗教
    ―日本宗教民俗学のパラダイム―

3 「普遍学モデル」にかわる「批判学モデル」の可能性
    ―社会人類学の新たなパラダイム―

4 歴史と政治の復権
    ―ジョルジュ・バランディエの政治人類学―

Ⅱ 異次元交換の政治人類学

5 知の沈黙
    ―宗教と政治の地平―

6 異次元交換の人類学
    ―モース『贈与論』の意味するもの―

7 非物質的価値の支配と権力
    ―アフリカのイスラーム王国の事例から―

8 社会生活の根源的政治性と異次元交換
    ―ピエール・クラストルの政治人類学批判から―

あとがき
人名索引/事項索引

内容説明

哲学や人類学にこれまで主流だった観念的な人間理解を排し、思想や宗教の源泉たる生活背景を根源から探り出す。フィールドワークの認識論。

目次

序論 状況のなかの地球人類
第1部 普遍人類学から現実的政治人類学へ(野生的に思唯するなかれ―人類学的思考とは何か;生活のなかの宗教―日本宗教民俗学のパラダイム;「普遍学モデル」にかわる「批判学モデル」の可能性―社会人類学の新たなパラダイム;歴史と政治の復権―ジョルジュ・バランディエの政治人類学)
第2部 異次元交換の政治人類学(知の沈黙―宗教と政治の地平;異次元交換の人類学―モース『贈与論』の意味するもの;非物質価値の支配と権力―アフリカのイスラーム王国の事例から;社会生活の根源的政治性と異次元交換―ピエール・クラストルの政治人類学批判から)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルゴス

1
レヴィストロースの構造人類学に対する批判から、政治人類学などの「状況」的な人類学を目指す理論書。モースの交換論を異次元交換という観点から捉え、その復権を目指す。クラストルの『国家に抗する社会』批判も説得力がある。最近読んだ人類学の理論書のなかでは、異彩を発揮していて、楽しめる。★★★☆2017/12/27

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