出版社内容情報
独・米の先人の業績をふまえ,文化人類学・心理学・哲学・歴史学・美学とも関わらせ,生きて動いて働く言語と取り組んだサピアの全貌!サピア・ルネサンスの今,本質に迫る。
目次
第1章 サピア言語思想への影響と関係
第2章 サピアと心理学・美学・文化人類学
第3章 パーソナリティ論
第4章 サピアの言語論
1 言語記号とは何か
2 音韻と話者の心理
3 音象徴
4 言語の変化
5 音形の磨耗と語形変化
6 言語のドリフト
7 構造型<パターン>の概念
8 言語接触と借用
9 自然言語の構造上の問題点
10 ナ・デネ語族とインドシナ語との系統関係
11 インディアン諸語からみた言語の普遍性と多様性
12 言語総相対説とは何か
13 言語と心理
14 言語と機能
15 言語と文化
16 言語と美学
17 言語学と歴史学
18 言語と文学
19 方言
第5章 サピアの人間像
注
参考文献
内容説明
独・米の先人の業績をふまえ、文化人類学・心理学・哲学・歴史学・美学とも関わらせ、生きて動いて働く言語と取組んだサピアの全貌。サピア・ルネサンスの今、本質に迫る。
目次
第1章 サピア言語思想への影響と関係
第2章 サピアと心理学・美学・文化人類学
第3章 パーソナリティ論
第4章 サピアの言語論
第5章 サピアの人間像
感想・レビュー
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ちょっかん
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本書はサピアの言語思想を解説したものである。直近でサピアの「言語」を読んだが、本書は「言語」を含め、サピアに関する包括的な思想を記述しており、またサピアに影響を与えた学者やサピア自身の思想の変化を整合的に解説しているので非常に読みやすい。「言語」を読んだ後に、この解説書を読むとより理解が深まると思う。ドリフト理論やサピア・ウォーフの仮説に関しても詳細に解説されてある。プラハ学派から始めて、アメリカの構造主義言語学に入ったが、ボアズやブルームフィールドも読まねばならないと感じた。2018/07/08