出版社内容情報
蒙昧と空語を排除し,理性と事実に訴えた議論をめざす,主に関西の英米哲学の研究集団〈科学哲学コロキウム〉。知識論,言語哲学,心の哲学などに見る最前線のテーマ。
……創立の会で誰かが述べたはずの会の趣旨など
今は思い出せないが、ただ皆が一致していた点は、
哲学からオブスキュランティズムを排除すること、
言い換えれば、哲学の議論を訳のわからない形而
上学で終始させることなく、理性と事実とに訴えた
議論を哲学のなかに定着させようということであった
ように思う。 「まえがき」より
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【目次】
Ⅰ 知識論
第1章 知覚による知識 ・・・・・・・・・・・・・・ 土屋純一
第2章 視覚と実在 ・・・・・・・・・・・・・・ 神野彗一郎
第3章 科学的実在論 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 小林道夫
Ⅱ 言語哲学
第4章 意味とコミュニケーション ・・・・ 伊藤邦武
第5章 指示と意味
反フレーゲ的意味論の展開 ・・ 美濃 正
Ⅲ 心の哲学
第6章 心は脳に還元されるか ・・・・・・・・ 土屋盛茂
第7章 私と行為 ・・・・・・・・・・・・・・ 中才敏郎
Ⅳ 方法論
第8章 理論の還元は可能か ・・・・・・・・・・ 内井惣七
内容説明
蒙昧と空語を排除し、理性と事実に訴えた議論をめざす研究集団〈科学哲学コロキウム〉。その活動にみる現代哲学の熱い焦点。
目次
1 知識論(知覚による知識;知覚と実在;科学的実在論)
2 言語哲学(意味とコミュニケーション;指示と意味―反フレーゲ的意味論の展開)
3 心の哲学(心は脳に還元されるか;私と行為)
4 方法論(理論の還元は可能か)