内容説明
ウィトゲンシュタインの〈言語ゲーム〉に基づき、行為と知識の見方に新しい領野を拓く。哲学的思索の快い緊張を楽しむ。
目次
第１章 伝統的な行為論と行動主義（１ 伝統的な因果説（２元論）
２ 因果説の問題点
３ 行動主義
４ 行動主義の問題点）
第２章 行為と知識―Ｇ・Ｅ・Ｍ・アンスコムの行為論（１ 意志の表現；２ 意志行為の定義の試み；３ 行為の構造（行為と記述）
４ 観察に基づかない知識
５ 実践的知識と実践的推理
６ 原因と理由（因果説の検討））
第３章 知識と自由（１ 行為者の知と観察者の知；２ 二つの知識の相補性；３ 決定論と自由；４ 行為の主体と自由）
