社会存在論―”私たち”の世界のあり方を問う哲学

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社会存在論―”私たち”の世界のあり方を問う哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326103621
  • NDC分類 361.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

社会的世界の本性を問う「社会存在論」。最新の動向を踏まえつつ分野の全体像を見渡すことができる初めての研究書、ついに刊行!

慣習や制度、集団などからなる社会的世界は、〈私たち〉の集合的な心的態度と行為によって構築される。社会存在論はこうした社会的世界の本性・存在様態・構造を探究する形而上学の新しい一分野である。本書では近年注目を集めるこの分野について代表的なトピックスを取り上げて詳細に解説し、独自の主張も展開。分野の全貌に迫る。


【目次】


 1 社会的世界と〈私たち〉
 2 本書の構成と概要

第1章 社会存在論とは何か──定義・トピックス・本書の立場
 1 トゥオメラによる定義
 2 代表的なトピックス──その背景と基本的な問い
 3 個人主義と全体論──トピックスを横断する問題
 4 本書の立場

第2章 いかにして社会的現実は構築されるのか──サール理論の批判的検討
 1 ジョン・サールと社会存在論
 2 標準モデル
 3 サールによる社会的現実の構築
 4 サール理論の意義
 5 サール批判──社会的集団をめぐって

第3章 社会的現実の存在論的構造──グラウンディング‐アンカリング・モデルの観点から
 1 グラウンディングとしての社会的構築
 2 エプスタインの「グラウンディング‐アンカリング」モデル
 3 法的世界への適用
 4 尊属殺人罪──ケース・スタディ

第4章 社会種の実在性──因果性の観点から
 1 社会種とは何か
 2 心からの独立性テーゼ──社会構築主義は本当に反実在論なのか
 3 因果性と実在性
 4 社会的メカニズム──社会科学における因果的説明
 5 相互作用種としての社会種

第5章 集合的志向性の諸理論──その概要と課題
 1 集合的志向性とは何か──トマセロの仮説から出発する
 2 サールにおける集合的意図
 3 ブラットマンにおける共有意図
 4 ギルバートと複数的主体
 5 全体論について

第6章 チーム推論を考える──合理的選択理論と集合的志向性の理論
 1 チーム推論と合理的選択理論
 2 「チーム推論」の基本的なアイディア
 3 チーム推論の理論
 4 実践的推論としてのチーム推論
 5 チーム推論と集合的意図の生成
 6 個人主義/全体論の問題──方法論的・存在論的考察

第7章 制度の包括的理論に向けて──「統一理論」の批判的検討
 1 私たちの制度理解
 2 「統一理論」の背景
 3 「統一理論」の基本的アイディア
 4 「統一理論」への疑問
 5 制度の包括的理論に向けて

第8章 集団行為者について──フィリップ・ペティットの理論についての批判的考察
 1 何が問題なのか
 2 集団行為者を含む社会的実践と機能主義的理論
 3 態度集約のジレンマによる集団行為者の擁護
 4 組織としての集団行為者

第9章 集合的責任──戦後責任についての試論
 1 問いの所在
 2 集合的責任とそれに対する懐疑
 3 「戦後責任」の根拠
 4 集団の責任と戦後責任についての形而上学的考察
 5 未来志向と過去志向──私たちの戦後責任

参考文献

内容説明

慣習や制度、集団、規範的力などからなる社会的世界は、〈私たち〉の集合的な心的態度と行為によって構築される。社会的世界の本性を問う「社会存在論」。分野の全体像を見渡せる初めての研究書、ついに登場!

目次

第1章 社会存在論とは何か―定義・トピックス・本書の立場
第2章 いかにして社会的現実は構築されるのか―サール理論の批判的検討
第3章 社会的現実の存在論的構造―グラウンディング‐アンカリング・モデルの観点から
第4章 社会種の実在性―因果性の観点から
第5章 集合的志向性の諸理論―その概要と課題
第6章 チーム推論を考える―合理的選択理論と集合的志向性の理論
第7章 制度の包括的理論に向けて―「統一理論」の批判的検討
第8章 集団行為者について―フィリップ・ペティットの理論についての批判的考察
第9章 集合的責任―戦後責任についての試論

著者等紹介

倉田剛[クラタツヨシ]
1970年 福岡県に生まれる。現在 九州大学大学院人文科学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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