出版社内容情報
可能世界意味論の登場とクリプキの「新しい指示論」によって、言語哲学は70年代に根本的な変化を迎える。増補改訂版第3巻が登場!
50年代末の可能世界意味論の登場によって様相論理の評価は一変し、70年のクリプキ「名指しと必然性」によって可能世界の概念は哲学全般に大きな影響をもたらした。クワインの様相論理批判の行方と、指示の理論と可能世界意味論との関係というふたつの謎を軸に、言語哲学の展開を論じる。大河入門書の増補改訂版、待望の第III巻。
内容説明
可能世界意味論の登場とクリプキの「新しい指示論」によって、言語哲学は70年代に根本的な変化を迎える。様相論理をめぐる哲学的議論を追跡し、可能世界の概念が現代の哲学をどう変えたのかを描き出す。大河入門書の増補改訂版、第3巻が登場!
目次
第2部 可能世界意味論と様相の形而上学(様相の論理学;可能世界意味論;可能世界意味論の応用と哲学的基礎;直接指示の理論;必然性とア・プリオリ性)
著者等紹介
飯田隆[イイダタカシ]
1948年札幌市に生まれる。1978年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。現在、慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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