人間性の進化的起源―なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか

個数:
電子版価格
¥4,620
  • 電子版あり

人間性の進化的起源―なぜヒトだけが複雑な文化を創造できたのか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月24日 19時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 404p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326103157
  • NDC分類 469
  • Cコード C3045

出版社内容情報

ダーウィンが『種の起源』の先に求めた、人間の心や文化の進化的起源。この進化生物学最大の難問を解く鍵は動物の模倣行動にあった。

ヒト以外の動物にも文化はある。だが宇宙ステーションを造ったのは人間だけ。ヒトの何が決定的に他の動物と違うのか。鍵は技術や知識の累積。魚を使う巧みな実験や、世界中の研究者による社会的学習戦略トーナメントで模倣行動の進化を探り、ニッチ構築で知られる著者が研究人生を賭した「文化と人間性の共進化」をスリリングに描く。 【原著】Kevin N. Laland, Darwin’s Unfinished Symphony:How culture made the human mind (Princeton University Press, 2017)

目次

1 文化の基礎(ダーウィンの未完成交響曲;ありふれた模倣;なぜ他者をまねるのか;二種類のトゲウオ;創造性のはじまり)
2 人間らしさの進化(知能の進化;忠実な伝達;なぜ私たちだけが言語を操るのか;遺伝子‐文化共進化;文明の夜明け;協力行動の基盤;芸術;エピローグ 謎が解けても、人間文化のすばらしさは変わらない)

著者等紹介

レイランド,ケヴィン[レイランド,ケヴィン] [Laland,Kevin N.]
PhD.セント・アンドリュース大学行動・進化生物学教授。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで博士号取得後、カリフォルニア大学バークレー校、ケンブリッジ大学を経て、2002年より現職。動物の行動と進化、特に社会的学習、文化進化、ニッチ構築に関する幅広いテーマについて、230以上の学術論文と13冊の書籍を出版している。エジンバラ王立協会会員

豊川航[トヨカワワタル]
博士(文学、北海道大学)。コンスタンツ大学心理学部リサーチサイエンティスト。博士号取得後、学術振興会特別研究員(セント・アンドリュース大学・総合研究大学院大学)を経て現職。専門は行動生態学、社会心理学、人間や動物の社会的学習と集団意思決定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

240
豊かな文化に感謝しつつも、加速し過ぎている文化進化-社会的学習への依存度の増大に危惧もしますけど。この力は強力で止めようが無いのかなぁ。個人的には、理解が及ぶかは置いておいて、あらゆるとも言える知識にアクセスが可能な現代に一定の満足を得ていますけど。本書のハイライトは、第8章の『なぜ私たちだけが言語を操れるか』と思うの。太古の話し言葉は当たり前ですが、痕跡を残しませんからね。そんなの知る事は無理筋に思えるのですけど、実験と遺物から求める事が出来るのね。凄い賢い。言語を扱える形に進化したのも有難てー。2023/10/08

テツ

21
他者との協力、他者の模倣、道具の使用。そんなものは人間以外の生物も行うのに、この地球上でなぜ我々だけがこれだけ豊かな文化を創り上げてきたのか。言語の発明。それを用いて教示すること。技術革新が起きた場合に、それをある個体、ある群れの中での一過性のブームで終わらせてしまうのではなく、次の世代に、他の群れに容易に伝えることができるって、改めて考えてみると凄まじい力だよな。現代社会における多種多様な文化と、パンピーでも人類が積み上げてきたほぼ全ての知識に普通にアクセスできるシステムの構築。人間ってすげえよな。2024/04/09

7
人類は社会的学習によって遺伝的淘汰の圧力がかかり、幾何級数的に進化してきた。確かに自分がしていること、考えていることはほとんどすべて以前に考えられていたことだと思う。技術を伝えるための「言葉」って正確に時間と場所を超えて我々に教示してくれるんだから。2025/01/04

y

3
他者の模倣、他者との協力・協調、教示行動、道具の使用などは、人間以外の生物でも見られるのに、なぜ人間だけが複雑な文化を構築できたのかということが章を追うごとに、どんどん解明され、とても面白く読めました。 様々な領域の研究が紹介されていますが、著者の考えに沿って紹介されるので、それぞれの関連が丁寧に説明されていて、とても読みやすかったです。 難点は紙質がよいせいなのか、持ち歩くには辛い重さということでしょうか。。2023/07/01

qls

1
5 間違いなく今までに出会った中で一番の書籍だと思う2024/06/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20557724
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品