出版社内容情報
倫理学における20世紀最重要文献『理由と人格』を経た、今世紀の道標的大著。スキャンロンらによる批判も収録した必読文献。
S・ウルフ、A・ウッド、B・ハーマン、T・M・スキャンロンの4人をコメンテイターに迎え、本書第1巻に対する彼らの批判的検討から第2巻は始まる。さらなる応答で、パーフィットは多様かつ周到な議論を提出し、メタ倫理学の〈非自然主義的認知主義〉へと導いていく。原著全3巻のうち先行して刊行された2巻分を訳出する。
【原著】Derek Parfit
内容説明
21世紀の道標的大著!ウルフ、ウッド、ハーマン、スキャンロンによる第1巻への批判的検討に対し、パーフィットはさらなる応答で多様かつ周到な議論を提出するとともに、メタ倫理学の“非自然主義的認知主義”へと導いていく―。
目次
4 コメンタリー(連山のハイキング;目的それ自体としての人間性;方法の不適合 ほか)
5 回答(連山のハイキングについて;目的それ自体としての人間性について;方法の不適合について ほか)
6 規範性(分析的自然主義と主観主義;非分析的自然主義;瑣末性の反論 ほか)
著者等紹介
パーフィット,デレク[パーフィット,デレク] [Parfit,Derek]
1942年、中国生まれのイギリス人。オックスフォード大学で学び、1967年以来オックスフォード大学オール・ソウルズ・カレッジのシニア・リサーチ・フェロー(研究員)。専門分野は倫理学と形而上学、特に両者の相互関係。2017年没
森村進[モリムラススム]
1955年東京生まれ。東京大学法学部卒業。法学博琢、専門は法哲学。一橋大学名誉教授。前日本法哲学会理事長
奥野久美恵[オクノクミエ]
京都大学研究員。専攻は法哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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