出版社内容情報
原著刊行後10年で21世紀最大かつ最重要哲学書の地位を確立した道標的大著、ついに翻訳完成!道徳概念の根幹へと迫る浩瀚なる書。
〈理由原理主義〉、そして〈カント的規則帰結主義〉へ──。パーフィットは、規範倫理学の三つの伝統的な理論である帰結主義、カント主義、契約主義は究極的には対立しないという立場をとり、詳細にして説得力ある議論を紡ぐ。カントを超えて、我々の道徳をめぐる議論を研ぎ澄ます道標的大著。第1巻序論にサミュエル・シェフラー。
【原著】Derek Parfit
内容説明
パーフィットは、規範倫理学の三つの伝統的な理論である帰結主義、カント主義、契約主義は究極的には対立しないという立場をとり、詳細にして説得力ある議論を紡ぐ。カントを超えて、我々の道徳をめぐる議論を研ぎ澄ます。
目次
1 理由(規範的概念;客観主義理論;主観主義理論 ほか)
2 原理(可能な合意;単に手段として;尊敬と価値 ほか)
3 理論(普遍的法則;誰もがそうしたらどうなる?;不偏性 ほか)
著者等紹介
パーフィット,デレク[パーフィット,デレク] [Parfit,Derek]
1942年、中国生まれのイギリス人。オックスフォード大学で学び、1967年以来オックスフォード大学オール・ソウルズ・カレッジのシニア・リサーチ・フェロー(研究員)。専門分野は倫理学と形而上学、特に両者の相互関係。2017年没
森村進[モリムラススム]
1955年東京生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士。専門は法哲学。一橋大学名誉教授。前日本法哲学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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