内容説明
社会科学と哲学の根本に切り込む。合理性とは何か?ノーベル賞受賞のセンがこれまでの「合理性」の理解が有する根本的な矛盾を指摘し、選択の理由はずっと多様であることを明らかにするアンソロジー。社会的選択の可能性を論じたノーベル賞受賞講演の論文も収録。
目次
第1部 導入(序論:合理性と自由;社会的選択の可能性)
第2部 合理性:形式と実質(選択の内的整合性;最大化と選択行為;目標、コミットメント、アイデンティティ;合理性と不確実性;非二項選択と選好)
第3部 合理性と社会的選択(合理性と社会的選択;社会的選択の基礎としての個人的選好;社会的選択と正義;模範的選択における情報と不変性)
著者等紹介
セン,アマルティア[セン,アマルティア] [Sen,Amartya]
1933年インド・ベンガル地方生まれ。59年にケンブリッジ大学でPh.D.(経済学)を取得。1998年ノーベル経済学賞を受賞。デリー大学教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授、オックスフォード大学教授などを経て、ハーヴァード大学教授(経済学・哲学)
若松良樹[ワカマツヨシキ]
京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学院で博士(法学)を取得。成城大学法学部教授などを経て、学習院大学法務研究科教授(法学)
須賀晃一[スガコウイチ]
一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学院で博士(経済学)を取得。福岡大学経済学部教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(経済学)
後藤玲子[ゴトウレイコ]
一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学院で博士(経済学)を取得。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授などを経て、一橋大学経済研究所教授(経済哲学、経済政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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