カタストロフィと人文学

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カタストロフィと人文学

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  • サイズ A5判/ページ数 301,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326102372
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3010

内容説明

人間の身体的、社会的、物質的脆弱さを浮き彫りにするカタストロフィ。破局的現実を前にして、人文学になにができるだろうか。

目次

カタストロフィと人文学
1 カタストロフィをめぐるフランスとの対話(マグニチュード;日本の東北地方における思考の動揺)
2 カタストロフィと社会(カタストロフィから総動員体制へ―「国土強靱化」路線の行方と教育;世界恐慌の経済倫理)
3 カタストロフィの人類学(中空のスティグマ―ある先住民とその災禍の乗り越え方;スリランカにおける二つのカタストロフィと向き合う―内戦と津波の経験から)
4 カタストロフィの比較文化 中国とドイツ(中国における災異の記録;破滅の神話―近代以降の『ニーベルンゲンの歌』受容とドイツ史)
5 カタストロフィの表象(カタストロフィのイマジネーション―様式、遊戯、距離;カタストロフィの後に書くことについて)

著者等紹介

西山雄二[ニシヤマユウジ]
1971年生まれ。首都大学東京准教授。専門はフランス思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katashin86

1
玉石混淆の論文集でテーマもバラバラ、読んでいて面白いが何か残るかわからない。 そもそもこの本は、東日本大震災を受けて「カタストロフィ=災厄」に対して人文学がどのように貢献できるのかつというプロジェクトの成果物とのこと。あとがきで「人文学は言葉やイメージを考察するための複数の道筋を示し、(中略)人間の営みに精神的奥行きを与える」とあったが、この本、ひいては人文学の成果を享受できるのは、そもそも精神的奥行きのある人間だけではないのか、という疑問が残った。 2014/12/23

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