民主政の不満―公共哲学を求めるアメリカ〈下〉公民性の政治経済

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  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326101979
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C3010

内容説明

コミュニタリアニズム的共和主義。アメリカの政治経済とその公共哲学。

目次

第5章 初期共和国における経済論と美徳
第6章 自由労働対賃労働
第7章 共同体、自己統治、革新主義的改革
第8章 リベラリズムとケインズ革命
第9章 手続き的共和国の勝利と苦悩
結論 公共哲学を求めて

著者等紹介

サンデル,マイケル・J.[サンデル,マイケルJ.][Sandel,Michael J.]
1953年ミネアポリス生まれ。1975年ブランダイス大学卒業。ローズ奨学生としてオックスフォード大学ベリオール・カレッジで学び1981年博士号を取得。オックスフォード大学での指導教授はチャールズ・テイラー。1988年よりハーバード大学政治学教授。2002年から2005年までブッシュ大統領が設置した生命倫理委員会の委員を務めた

小林正弥[コバヤシマサヤ]
千葉大学法経学部教授。公共哲学、政治哲学、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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東岳

1
日本では、野党再編がささやかれはじめました。 党名をどうするか、みたいなことも話題のようです。しかし、仮に再編をするにせよ野党は「非◯◯の思想」今回ならば非自民ともいうべき消極的あり方からまずは離脱すべきです。 「◯◯じゃない!」ではなく「◯◯すべきだ!」へ移行しないと勝ち目はありません。 選挙戦術は重要ですが、野党の方々はまずこの本を読んで自らの「正義」をたててほしい。 殷鑑遠からず。民主党の失敗にあり、です。 民主党にも「正義」はありました。足りなかったのはこれを共有することです。同じ轍をふむなかれ

フクロウ

0
ジェファソンやマディソン、ジャクソン、リンカーン、労働騎士団、ブランダイス、ウィルソンとルーズベルトまで、アメリカの政治=経済政策の言説は、共和主義的理想のもとで形作られてきた。しかし後期ニューディールに至り事態が一変し、消費者主義とケインズ財政政策が合体し、現在の「成長か分配か」という手続的共和国のリベラリズムを作り上げた。ロールズの平等主義的リベラリズムはこのケインズ経済学アメリカ版の哲学による追認とも見うるのである。こう見てくると、むしろリベラリズムではなく共和主義こそがアメリカの伝統に馴染み深い。2021/09/08

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