神学と科学―アンセルムスの時間論

個数:

神学と科学―アンセルムスの時間論

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 450,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326101603
  • NDC分類 132.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

11世紀イギリスの神学者、アンセルムス。<神>が存在することを証明すべく体系化されたその理論が、西欧近代科学の思考様式の端緒となった。

神をあらゆる時間と空間を超越していながら常にすべての時間・空間とともにあり、永遠に存在する絶対的なものとして捉えた思考様式(アンセルムス的転回)。それが西欧思想史上画期的なものであったことを論証する。近代合理主義の胎動を、西欧中世の神学が達成したアンセルムスの思想圏に見る。

関連書:同著者 『時間の民族史』、『コペルニクス的転回の哲学』(小社刊)


緒論 ベック修道院の史的点景と沈黙の60年代
 第一節 周辺権力の攻勢と逆転の時制論理
 第二節 未来時制の言明と科学の理論転換
 第三節 60年代の蓄積と沈黙の劇的打破

第一章 アンセルムスの思想背景と存在の意味顛倒
 第一節 聖体論争の対決図式と過去の可変性
 第二節 神学理論の存在論化と信仰の体験性
 第三節 伝統教義の継承発展と論理の逆説性

第二章 永遠なる真理の遍在性格と自由の成立条件
 第一節 実物=像の存在様式と真理の根源性
 第二節 未来言明の真理条件と正義の永遠性
 第三節 自由選択の成立基盤と意志の必然性

第三章 存在論的証明の問題設定と科学の論理構制
 第一節 弁証論理の歴史遺産と秘蹟の現実性
 第二節 現在時制の最高命題と論証の唯一性
 第三節 回心体験の機能集約と科学の客観性

結論 西欧近代科学の思考様式と神学の理論転換

補論1 アンセルムスのラティオと創造の根源理法
 第一節 ラティオ概念の分類
 第二節 合理的な精神と表現
 第三節 鏡映的な存在と理解

補論2 現代論理哲学の自閉解釈と命題の真理条件
 第一節 翻訳上の不備と曲解
 第二節 時制上の差異と誤解
 第三節 慣用上の変化と真理

補論3 存在論的証明の逆説論理と論証の無前提性
 第一節 二階層の時制と理解
 第二節 背理法の外観と要件
 第三節 合理性の限界と確証

参考文献(略記号一覧)
索引

内容説明

希代の神学者アンセルムス―その著作に残る不可解な時制表現の謎。11世紀末、神学にもたらされた決定的な理論転換。原典の文脈を時間論の観点から読み解くことで浮かび上がるアンセルムス的転回の深層とは。近代合理主義の胎動を、西欧中世が達成した思想圏に見る。

目次

緒論 ベック修道院の史的点景と沈黙の六〇年代
第1章 アンセルムスの思想背景と存在の意味顛倒
第2章 永遠なる真理の遍在性格と自由の成立条件
第3章 存在論的証明の問題設定と科学の論理構制
結論 西欧近代科学の思考様式と神学の理論転換
補論1 アンセルムスのラティオと創造の根源理法
補論2 現代論理哲学の自閉解釈と命題の真理条件
補論3 存在論的証明の逆説論理と論証の無前提性

著者等紹介

瀬戸一夫[セトカズオ]
1959年生まれ。1990年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論博士課程単位取得退学。2002年山崎賞受賞。2004年日本フィヒテ協会賞受賞。成蹊大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

feidelshia

0
こんなにも最後まで内容が理解できないとは思ってもみませんでした。背伸びどころじゃなかったようです…2009/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/367617
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品