出版社内容情報
従来のミーメーシスの解釈は芸術論的枠組に留まった。本書では『国家』などテキストを詳細に検討し、〈虚像〉と〈偶像〉に二分して、受容と創造をめぐる人間学として示す。
目次
Ⅰ ミーメーシスとプラトンの「芸術論」
Ⅱ ファンタスマとミーメーシス
Ⅲ テュポスによる受容
Ⅳ テュポスとミーメーシス
Ⅴ エイコーンとミーメーシス
Ⅵ イデア、パラデイグマとミーメーシス
Ⅶ フェシスとミーメーシス
Ⅷ 遡源と想起―『ファイドン』と『ファイドロス』
結び
註
参考文献
あとがき
内容説明
プラトンにおけるミーメーシスとは何か?その働きの力動性を、像の受容と創造の観点から明確にし、芸術論の枠に囚われずに、トータルな思考の中で捉え直す。
目次
1 ミーメーシスとプラトンの「芸術論」
2 ファンタスマとミーメーシス
3 テュポスによる受容
4 テュポスとミーメーシス
5 エイコーンとミーメーシス
6 イデア、パラデイグマとミーメーシス
7 フュシスとミーメーシス
8 遡源と想起―『ファイドン』と『ファイドロス』