出版社内容情報
日常の人間を現象学的に研究。精神医学,心理学を中心に解剖学,数学,生物学,建築学の諸分野で活躍する18人の論文集。個々の論文は独立しているが,有機的に結合する。
序論 ヴァン・デン・ベルグとの出会い
第1部 人間学的基礎
1 育まれた感覚―さいわいなる存在の前提条件―
2 現象学的に基礎づけられ統合された心理学のパラダイム
3 医療の場における人間変容の現実―病める存在へのシステムズ・アプローチ
4 身体、住居、都市あるいは身体性、住みこみと文明の交錯
第2部 現象学とメタブレティカ
5 神経症の由来に関する、幾何学、霊性ならびに建築の共通の歴史的発展
:一つの要約
6 専制的な目―メタブレティカ的現象学の輪郭とその意味するもの―
7 メタブレティカ的方法についての分析
8 日本人の自己―その現象学―
9 心臓に関する省察
第3部 精神病理学
10 口と心について―基礎の心理学―
11 現存在分析略説
12 正常な不安
13 自由の精神病理学へのプロレゴメナ
14 時間と精神病
15 乳房の影―心因性疼痛症―
第4部 心理療法
16 神経症と心理療法の理論に関するヴァン・デン・ベルグの貢献
17 現象学的人間学とハリー・スタック・サリヴァンの精神医学
18 実存―現象学的心理療法の方途について
参考文献
J・H・ヴァン・デン・ベルグ教授の経歴と著作目録
監訳者あとがき
内容説明
日常性の現象学。口、目、神経、心、時間、住居、都市…。人間をあるがままに考察する。
目次
序論 ヴァン・デン・ベルクとの出会い
第1部 人間学的基礎(育くまれた感覚;現象学的に基礎づけられ統合された心理学のパラダイム;医療の場における人間変容の現実;身体、住居、都市あるいは身体性、住みこみと文明の交錯)
第2部 現象学とメタブレティカ(神経症の由来に関する、幾何学、霊性ならびに建築の共通の歴史的発展―一つの要約;専制的な目―メタブレティカ的現象学の輪郭とその意味するもの;メタブレティカ的方法についての分析;日本人の自己;心臓に関する省察)
第3部 精神病理学(口と心について;現存在分析略説;正常な不安;自由の精神病理学へのプロレゴメナ;時間と精神病;乳房の形―心因性疼痛症)
第4部 心理療法(神経症と心理療法の理論に関するヴァン・デン・ベルクの貢献;現象学的人間学とハリー・スタック・サリヴァンの精神医学;実存―現象学的心理療法の方途について)