図書館の現場<br> 公共図書館の論点整理―図書館の現場〈7〉

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公共図書館の論点整理―図書館の現場〈7〉

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  • サイズ B6判/ページ数 228,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326098330
  • NDC分類 016.2
  • Cコード C3300

出版社内容情報

「無料貸し本屋」論争や業務の民間委託など、公共図書館サービスをめぐる論点を洗い出し、それらに対してどのような議論が展開されてきたのかを明らかにする。

公共図書館はいまどのような状況にあり、いかなる課題に直面しているのか。社会資本の充実を重視した時代は過ぎ、現在の日本は公共支出の抑制を目指す流れにある。広範なトピックを図書館学に深く関わる多彩な論者が取り扱い、これまでの議論の経過を辿りながら、文化施設・文化資源としての公共図書館はどのようにあるべきかを探る。

[関連書] V・L・パンジトア 『公共図書館の運営原理』 (勁草書房刊)


第一章 「無料貸本屋」論
 はじめに
 1 「無料貸本屋」論の経過
 2 「無料貸本屋」論の論点
 3 なぜ議論はすれちがうのか

第二章 ビジネス支援サービス
 はじめに
 1 ビジネス支援サービスの展開
 2 背景
 3 論点
 おわりに

第三章 図書館サービスへの課金
 はじめに
 1 議論の経過
 2 無料原則の背景
 3 主要な論点
 4 有料制をめぐる議論の構造
 おわりに

第四章 司書職制度の限界
 はじめに
 1 専門性と専門職性
 2 司書の雇用形態と司書職制度
 3 司書職制度の限界
 おわりに

第五章 公共図書館の委託
 1 委託の理由、反対する理由
 2 選書や整理業務の委託
 3 カウンターを中心とする委託
 4 委託の論点
 5 行財政改革と委託問題の変容
 6 地方自治体の財政
 7 委託問題と図書館サービスの本質
 おわりに

第六章 開架資料の紛失とBDS
 1 蔵書は盗難にあい、紛失する
 2 BDS導入の論点
 3 BDS 今後の展望

第七章 自動貸出機論争
 はじめに──オートメーションと図書館
 1 議論の前提
 2 論点
 3 今後の展望

参考文献
索引

内容説明

「無料貸本屋」論争や業務の民間委託など、公共図書館が直面する課題について、これまでの議論を整理し、公共図書館のあるべき姿を探る。

目次

第1章 「無料貸本屋」論
第2章 ビジネス支援サービス
第3章 図書館サービスへの課金
第4章 司書職制度の限界
第5章 公共図書館の委託
第6章 開架資料の紛失とBDS
第7章 自動貸出機論争

著者等紹介

田村俊作[タムラシュンサク]
1949年生まれ/慶應義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授

小川俊彦[オガワトシヒコ]
1939年生まれ/文部省図書館職員養成所修了。現在、NPO図書館の学校常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鳩羽

6
公共図書館のよく話題にもなる問題点を取り上げ、歴史や経緯、主張などをそれぞれまとめたもの。資格を取るときに読んだきもするが、ざらっと再読。司書職制度とか以前は問題意識とともに興味深く読んだが、今ではどう終いにしていくのかなというくらいの気持ち。紛失率とBDSの話の方が面白かったので、やはり新しい技術の普及とかも含めて、アップデートした論点整理の本を読んでみたい。意外と新しい論点は、分類や主題のテクニカルなところにありそうな気もする。2023/11/20

ヨシツネ

2
図書館の課金についてが面白い 無料と有料の立場にさほどの違いがないことなど2018/08/08

羊と蝸牛

1
論点整理というタイトルからして、現状の問題点を列挙していてしかるべきなんだけれど、ここで述べられる公共図書館と司書はあまりにも保守的・排他的な割合が高い感じを受ける。それが事実であるかどうかを確認する気はないけれど、内部の方々が言っているのだからきっとそうなのだろう。そういう意味では衝撃的。四章の司書の専門性についてや、五章の外部委託についての論争は見苦しささえ感じる。司書さんのウラってこんな顔なのか…と、イメージがガラガラ崩壊…。もちろんすべての司書さんがそうではないということは十分承知しております!2014/05/30

くるた

0
図書館について、様々な論争の歴史と現在がざっくりまとまっています。こういう意見がありましたよという紹介が主で、執筆者によって自分の意見がちょっと入ってるくらい。日々の業務に追われていると、目先のことしか考えられなくなりがちなので、こういう本も読まないとな~と思って読みました。専門性と非正規雇用の問題は、図書館に限らないよなぁと。どの問題も図書館側だけが自己満足する押し付けサービスにならないように気をつけたいなと思いました。過剰なサービス精神がもたらす利用者モラルの低下も防がないとですけど。2014/06/01

izw

0
「無料貸本屋」論、ビジネス支援サービス、課金、司書職精度、委託、紛失とBDS、自動貸出機の議論がまとめられている。08年とちょっと古く、電書の議論はない。2008/05/24

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