Keiso books<br> サイバーパンク・アメリカ

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Keiso books
サイバーパンク・アメリカ

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  • サイズ B6判/ページ数 273,/高さ 19X12cm
  • 商品コード 9784326098248
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0295

出版社内容情報

サイバーパンク・ムーヴメントの生成から発展的解消までをとらえたドキュメント。80年代SF文学の中で生まれサブカルチャーを席巻するに至ったサイバーパンク紹介の決定版。

80年代電脳文学のドキュメント
世紀末SFが映し出す
ニューロマンティックな〈現在〉

〈内容〉
序 サイバーパンク・グラフィティ
1 おれたちはポップ・スターだ! ・・・ブルース・スターリング
2 ある女王の伝説 ・・・・・・・・・・エレン・ダトロウ
3 サイバーパンクと呼ばないで ・・・・ウィリアム・ギブソン
4 ポスト・ニューウェーブの岸辺に・・・チャールズ・プラット
5 眼鏡鏡綺譚 ・・・・・・・・・・・・スティーヴ・ブラウン
6 ミラーシェードの洗者ヨハネ ・・・・ジョン・シャーリイ
7 メガロポリスは、黄昏 ・・・・・・・ロブ・ハーディン
8 あなたもアメリカSFが書ける ・・・・ルイス・シャイナー
9 黄金時代よ永遠に ・・・・・・・・・ディヴィッド・ハートウェル
10 サイボーグ・フェミニズム宣言 ・・・サミュエル・ディレイニー
11 世紀末効果 ・・・・・・・・・・・・ラリイ・マキャフリイ
あとがき
サイバーパンク年表
ビブリオグラフィ
インデックス

内容説明

80年代電脳文学のドキュメント。世紀末SFが映し出すニューロマンティックな〈現在〉。

目次

序 サイバーパンク・グラフィティ
1 おれたちはポップ・スターだ!―ブルース・スターリング
2 ある女王の伝説―エレン・ダトロウ
3 サイバーパンクと呼ばないで―ウィリアム・ギブスン
4 ポスト・ニューウェーブの岸辺に―チャールズ・プラット
5 鏡眼鏡綺譚―スティーヴ・ブラウン
6 ミラー・シェードの洗者ヨハネ―ジョン・シャーリイ
7 メガロポリスは、黄昏―ロブ・ハーディン
8 あなたもアメリカSFが書ける―ルイス・シャイナー
9 黄金時代よ永遠に―ディヴィッド・ハートウエル
10 サイボーグ・フェミニズム宣言―サミュエル・ディレイニー
11 世紀末効果―ラリイ・マキャフリイ
サイバーパンク年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

unknown

5
86~88年にかけてSFマガジン等に掲載されていた特集に大幅な加筆・修正を加えまとめたもの。80年代に興った<サイバーパンク>という「運動」が「現象」になり、新たな一つのジャンルとしてサブカルチャーに浸透していく流れを、サイバーパンク周辺の人物や作家のクローズアップやインタビューも織り込みつつ捉えていくドキュメント。サイバーパンクが発展的「解消」を迎えてから大分年数が経ったが、サイバーパンクが描いたユビキタス化は現実社会でますます進展している。本書で語られているテーマは今なお古びず、興味深く示されている。2012/04/27

えふのらん

2
80年代末に書かれたサイバーパンク総括、なのだけれどスターリングはヒッピー文化の関係を匂わせるばかりで定義などそ知らぬ顔だし、ギブスンはサイバーパンク作家と呼ぶなと断言しているからこのジャンルが”何”なのかは最期までわからない。そもそもエリスンやネヴィラ賞の審査員、それを取り巻くあらゆるSF環境への対抗文化として生まれたジャンルだから”何か”である必要はないのだろう。とにかく皆がレッテル張りに敏感で他人との違いを協調している。2022/05/11

wang

1
1980年代以降アメリカを中心に世間を席巻したサイバーパンク運動。これを始祖的存在で中心にいた人たちへの評伝とインタビューで再構成。作家、編集者、批評家など。単に影響し合った作品群をひとくくりにしてジャンル名を付けただけではなく、運動として積極的に同じような作品群を作って行った運動と呼ぶに相応しい活動だったと知った。共作や積極的な議論を通じてポストニューウェーブのSF小説を創出しようとしてきた。それはSF小説にとどまらず映像や音楽・詩作などを通じて今では当たり前に存在するものになってきている。その始まり。2013/03/20

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